斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

沖縄高専訪問3

2012年01月20日 04時52分52秒 | 高専訪問記
授業見学です。沖縄高専自慢の図書館屋上からの展望に続いて視聴覚教室に入りました。「授業見学です」「はい、わかりました」のやり取りの次に、私が思わず言ってしまった一言が「授業ですよね?」


いきなり目の前に広がった風景が沖縄の三味線である三線を手にしている学生たちでした。音楽の授業中で、安里屋ユンタ(あさどやユンタ)という八重山諸島に伝わる民謡の練習中だったのです。

ユンタとはかけあい歌のことで、琉球王国時代の竹富島に実在した安里屋クヤマと、王府より八重山に派遣されクヤマに一目惚れした役人のやり取りを描いた曲だそう。てぃんさぐの花についで有名だそうです。

歌詞を引っ張ってくると、「あさどやぬくやまによ サァユイユイあんちゅらさうん生まりばしよマタハーリヌチンダラカヌシャマヨサァ」なんとなくわかるような、わからないような。

伊東繁校長先生とお話していたら、「そんなことで驚いてはいけない」ということで教育課程表を見せていただきましたら、語学の中にドイツ語、中国語などに続いて、沖縄方言I、沖縄方言IIという科目があり、それぞれ1単位となっていました。

なるほど、音楽や語学の講義を使って地元の文化伝統をきちんと教える地域連携をここに見ました。講師はもちろん、地域の専門家です。全国に広がる国立高専の個性を出す、ひとつのやり方として感心しました。

突然の見学にもかかわらず、一曲披露してくれた学生たちに感謝します。

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沖縄高専訪問2

2012年01月20日 04時24分11秒 | 高専訪問記
沖縄高専に到着しました。


伊東繁校長先生とご挨拶した後、学校の概要をお聞きしました。その最中、いつもは軍用ヘリコプタや実弾射撃の音が聞こえるそうですが、今日は静かだそうです。

そうこうしているうちにお昼になりました。
沖縄高専にはすばらしい展望があるのですが、そのうちのひとつが展望レストラン。
外見です。


たしかに太平洋がみえる、素晴らしいレストランです。寮生も通学生・教員もここで昼食をとります。私はタコライスを食べました。


食事の後に松栄準治副校長先生に案内していただき、図書館を見学し、屋上に上りました。屋上から女子寮(左)、男子寮(右)を眺めました。寮からも美しい太平洋の景色を見ることができます。ここに全校学生のうちの70%弱がすんでいます。男子寮は9階建てです。ちなみに全国の高専もそうですが、沖縄高専は全国、世界のどこにすんでいようと入学することができますので、北海道に住んでいて、沖縄で勉強したいと思っている人の願いがかなうのです。もちろん、雪の中で生活したい人は長岡高専にどうぞ!



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沖縄高専訪問1

2012年01月20日 04時03分32秒 | 高専訪問記
昨日の6時5分のフライで、朝9時前に那覇空港に到着しました。事務部長川満信男さんと空港内で待ち合わせをして、沖縄高専に向かいました。車中、いろいろなお話をうかがって、今日と明日の見学のポイントが整理できました。

那覇空港に降りてすぐ目に付いたのがよそ様の広告で、東京駅に掲示されている別のよそ様よりインパクトがありました。でも、同じ雪国なら、長岡技術科学大学のほうが、本物の雪が楽しめます。学生時代に体験するなら,本物でなければ。

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