毎年一回開催されている一般社団法人水難学会着衣泳(海)指導員養成講習会が広島県の江田島で9月22日、23日におこなわれました。今回の講習会では受講者25人とスタッフ3名が出席し、海を利用した講習会の安全管理の方法、実際のスキルについて勉強しました。
今回の講習会から、津波からの生還をテーマとした実技講習の展開方法が盛り込まれました。内容としては単純で、水面からの高さ10cm以内の浮遊物へ這い上がる方法です。
溺死は没水と浸漬の2つが原因です。前者は窒息、後者は体冷却が死に至るきっかけとなります。窒息予防のための対策として気道確保(呼吸の確保)があり、これは背浮きなどを使ったスキルとして充実してきました。一方で体冷却のための対策がこれまであいまいで、ここをしっかりとスキルとして確立しなければなりません。
いつものことですが、確立されていないスキルには名前がついていません。体冷却を予防するあるいは軽減するためのスキルを、上陸、這い上がり、保温とし、水難学会ではこれらのスキルを総称して当面「保熱」という言葉を使用することになりました。
受講者の中に、食事のときの姿勢がほれぼれするくらいたいへんすばらしい人がいました。聞けば神伝流の水書の達人でした。水の中の身のこなしも優雅でした。
今回の講習会から、津波からの生還をテーマとした実技講習の展開方法が盛り込まれました。内容としては単純で、水面からの高さ10cm以内の浮遊物へ這い上がる方法です。
溺死は没水と浸漬の2つが原因です。前者は窒息、後者は体冷却が死に至るきっかけとなります。窒息予防のための対策として気道確保(呼吸の確保)があり、これは背浮きなどを使ったスキルとして充実してきました。一方で体冷却のための対策がこれまであいまいで、ここをしっかりとスキルとして確立しなければなりません。
いつものことですが、確立されていないスキルには名前がついていません。体冷却を予防するあるいは軽減するためのスキルを、上陸、這い上がり、保温とし、水難学会ではこれらのスキルを総称して当面「保熱」という言葉を使用することになりました。
受講者の中に、食事のときの姿勢がほれぼれするくらいたいへんすばらしい人がいました。聞けば神伝流の水書の達人でした。水の中の身のこなしも優雅でした。