斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

鳥羽商船高専訪問4

2012年12月23日 00時00分53秒 | 高専訪問記
鳥羽商船高専は海岸のすぐそばにあります。高専の敷地内における予想される津波高さは10mを超えないようであるので、校内の高台(学生寮)のあたりまで避難すれば津波から逃れられる想定です。校内には海面からの高さの表示があちこちにあります。


商船ですから、もちろん船の模型も展示してあります。


そして、寮の浴室を見学した時にびっくりしました。浴室が広くて、しかも浴槽が2つあります。浴槽が1浴室に2つある高専は初めてでした。監査室のE氏は一方を「水風呂か?」と思ったそうです。それならサウナがあるはずですよね?もちろん両方共湯船ですが、商船高専ならではのある規律があるそうです。


国道42号線をはさみ、海側に艇庫があります。
練習船鳥羽丸が係留されていました。堂々としています。そして、その横にはプレジャーボートがあります。1級小型船舶の免許を持っていれば誰でもぜひ所有して操船したいと思うような立派な船です。なんと、1級小型船舶免許の教習船でした。商船学科が1級小型船舶操縦士の「教習所」に認定されていて、学校に通いながら免許取得が可能です。でも、教習船にしてはちょっと大きくて、少なくとも私だと実技試験落ちそうです。。。
 

鳥羽丸の内部を見学しました。
ブリッジです。この前方にはチヌ釣用の筏がたくさん浮かんでいて、練習船が出航するときには筏のあいだをぬうようにして進むそうです。ブリッジ後方には海図がありました。伊勢湾の海図です。私も一応海図はひけます。
  

鳥羽丸のエンジンです。ヤンマーのエンジンでした。エンジンからシャフトが出ている様子だとか、さまざまな機械類がよく見えるようになっていて、すべてが学生の勉強のために出来ていました。


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