斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

名実ともに仕事始め

2013年01月07日 23時44分23秒 | 長岡技術科学大学の広報
さすがに本格的な仕事はじめが7日にずれ込むと、ちょっとボケてしまうように感じました。
応用物理学会の予稿の締切が日曜日の夕方だったものですから、この土日は院生たちの予稿添削におわれていました。なにか例年に比べて予稿が少ないなと思ったら出していない院生もいたりして。大学院にて毎日学業に励んでいるのであれば、その成果を学会の場できちんと発表するのが当たりまえで、出さなくてそれでよろしいというのは、ありえません。私の学生時代と違って院生想いで、発表のための旅費はほぼ全額研究室が負担しているので、なおさらです。

今日は9時半から会議があり、その後執行部内にて年始の挨拶回りをして、11時から学長年頭訓示がありました。
今回の訓示も新原学長らしく、20年ー30年後を見据えた大学運営を強調していました。そのスライドを一枚披露します。

大学での教育・研究の使命
教育 10年~20年後にも夢を持ち、生き生きとグローバルに活躍できる実践的で創造的な人材の養成
研究 実践的な研究+10年~20年後に花咲く研究
再編改革 大学は常に20年~30年後を目指し国民、若者に夢を与える改革

全国の技術者教育の集大成がどうあるべきか、特に高専や企業に見える形で示し、それに向かって設計図を作り、教育を実行していくことが重要だと感じました。まさに9時半からの会議では、それをどうするか議論されていて、新年にふさわしい一日であったように思います。

ちなみに、この教室は330名の定員で、全教職員が集まってもぎりぎり座ることができます。ちょっと空席があるのは、事務局で部屋にいて業務をこなす職員がいるばかりでなく、この3日で世界各地でツイニングプログラム入試を実施中で、多くの教員が新年から国外出張中です。国外からこのブログをみて学長年頭挨拶の雰囲気をつかんでくれたら、と思います。





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