福島高専にお邪魔しています。
福島高専はいわき市にあり、昭和37年に平工業高等専門学校が開校し、その後名称変更を経て現在に至っています。
震災では被害を受けましたが、大きく進化しながら前進している様子がうかがえました。
そのひとつの例がスマートグリッド実証設備です。
まずは、設備の制御室をご覧いただきます。
最大の特徴は、電力系統が停電しても自家発電施設が稼働することです。最近多くの施設で太陽光パネルが設置されていますが、ふつうは停電すると太陽光パネルも運転停止し、電気を使うことができなくなります。大災害時には使えなくなる場合があるということです。停電時に太陽光等で発電した電気が系統に逆流すると、たとえば送電設備を修復するときに困るとか。ところが、福島高専のスマートグリッドの場合は、停電時に系統と校内のスマートグリッドが自動的に切断されて、校内の発電施設の電気を校内だけで利用することができます。
発電機ですが、ガスタービン、太陽光、風力があり、そのほかに蓄電池で常時電気をためています。特にガスタービンはいろいろと活用されていて面白いと思いました。その話はのちほど。校内の発電施設の様子はこちら。
これまで訪問した高専の訪問記は
こちらにまとめてあります。