斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

戦略的技術者育成アドバンストコース

2013年01月11日 22時45分30秒 | 長岡技術科学大学の広報
本日、東京にて、長岡技術科学大学戦略的技術者育成アドバンストコース外部アドバイザリー会議がありました。この戦略的技術者育成アドバンストコースは高専と技術科学大学が、協働して新しい教育体系を設計し実践するものです。共通的な科目の創設、連続教育にすればできることなどをカリキュラム上に実現してみて、戦略的に次世代を担う技術者を養成する仕組みづくりを推進しています。

最近、全国の高専に特徴的な技術者養成カリキュラムと手法が出現していて、私のブログでも紹介していますが、その教育を受けた高専生を受け入れる大学の教育が相対的にガラパゴス化しているように思います。チョークを使った講義、アナログ的な学生実験など残すべきは残してもよいが、いつまでたっても全てがそこから脱却できなかったら、完全ガラパゴスと化します。

高専生から、長岡技術科学大学は高専の講義、実習より未来を予感させるものをもっていますか?と聞かれたら、このアドバンストコースを挙げます。

アドバンストコースでは、いろいろなことをやっていてちょっとがんばりすぎですが、そのうち私のお気に入りを2つ紹介します。
©技術者カ演習
セルフマネージメントといえます。ロジカルシンキング、マインドマッピング、図解思考などがキーワードです。要するに頭の整理の仕方です。知識が頭に入らない、文章や言葉で表現できない人は、頭の中がグチャグチャです。このトレーニングをすると、頭の中に整理されたひき出しが、ある規則に従って並びます。新しいものを該当するひき出しに入れて、しかも周囲のひき出しと連動するようにできます。私は若い頃にこれに出合い、ひき出しがたくさん増えました。

©産業事情海外視察
最近、高専でも海外の企業を見学する例が出てきましたが、こちらのプログラムは本格的で、アドバンストです。各高専から6~8名の参加学生を本学と高専の教員が引率して国外の企業をまわります。昨年はマレーシアとベトナムでした。最大の特徴は、JICAやJETROのような、国際協力の最前線でしっかり勉強し、それから企業をまわるように、たんなる見学におわらせない工夫です。ここは担当教員の腕のみせどころで、本学の教員はこういうコネに強いと思います。

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夜間駐車禁止の徹底

2013年01月11日 08時56分28秒 | 長岡技術科学大学の広報
さすがに修士論文、博士論文がおしせまって、遅くまで、あるいは徹夜で作業する学生が増えたと思います。
夜間駐車には気をつかってください。あなたの車のおかげで、除雪作業が遅れるわ、雪が残って駐車スペースが狭くなるわで、みんな迷惑します。夜間の宿泊駐車場は決められてますよね。自分で調べて、そちらにとめなさい。

写真は今日の早朝の様子です。
 

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