斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

DLC標準化・規格化の準備状況

2013年02月15日 20時43分08秒 | 学校.学会訪問記
経済産業省のプロジェクトとしてDLC(ダイヤモンド ライク カーボン)の国際標準化事業を一般社団法人ニューダイヤモンドフォーラムで受託しています。

今日は、平成24年度第2回DLC規格化委員会、各WG合同会議がありました。3月19日から韓国にてISO/TC107の国際会議があります。これは国際標準機関であるISOのたくさんある分野のうち、TC107という領域分野の会議で、主にコーティング関係の国際規格作りが行われる会議です。今日は、その会議に向けての準備作業などが話し合われました。

DLCの国際規格が制定されると、国際間でのDLC製品の流通が促進されるようになります。わが国にはDLCのコーティングに強い企業がたくさんありますから、そういった国内企業のDLC製品が信頼のもとに世界に広がっていき、世界の産業発展にさらに貢献することができるようになります。

このプロジェクトには多くの大学が企業と一緒にかかわっています。もちろん、それを支えているのは多くの大学院生の活躍であり、大学にいながら世界の標準化の手伝いをしています。各大学ともそういう世界的な仕事に興味のある若い人がたくさん来てくれることを期待しています。

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