昨日は私の研究室の博士課程の学生の学位審査がありました。
大学には、学部と大学院があり、学部で卒業すると学士、大学院修士課程で修了すると修士、大学院博士課程を修了すると博士の学位を授与されます。
ただし、かならず審査があって、その審査に合格しなければ学位は取れません。
昨日は、大学院博士課程の学位審査があり、私は先々週からかなりみっちりとその準備に時間をかけていました。ほとんど通常の仕事以外は寝る3時間くらいを除いては博士論文の添削やら発表スライドのチェックやらをやります。審査を受ける学生は、それ以上に仕事をしています。
昨日はまず1時間半の公聴会を開催して、集まった人たちにまとめた研究成果を発表します。30分くらいの質疑応答を受けます。その後、30分別にとって審査員(学内外の教授、准教授あるいは同等の能力を有する者)6名から厳しい質問を受けました。その質問にきちんと答えて、しっかりと審査員を納得させることができれば合格となります。審査中に研究室の佐々木君が写真をとってくれました。
こういった博士学位審査会が学内で博士審査申請者の数だけ行われます。私は午前中は別の学生の審査をしました。2月中に20回くらい行われると思います。
無事博士を取得すると、企業の研究所の研究員、高専あるいは大学の教員、国公立研究所の研究員などの職に巣立っていきます。