斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

高等専門学校教員研修(管理職研修)

2012年09月24日 23時56分45秒 | 高専訪問記
今日は独立行政法人国立高等専門学校機構主催の平成24年度高等専門学校教員研修(管理職研修)が東京で開催されて「高専の今と皆さんに期待する将来」というタイトルで80分の時間をいただきまして講演しました。聴講者は57国公私立高専のうち53高専の先生方です。

講演内容は次の通りです。
1.はじめに
2.高専の今
 2-1 リスク管理
  2-1-1 震災
  2-1-2 急病
 2-2 寮運営
 2-3 校内整美
 2-4 高専の授業
3.期待する将来
 3-1 人口の増減
 3-2 イノベーションとグローバリゼーション
 3-3 これからの人格形成、授業、研究、そして就職
4.さいごに

講演資料につきましては、ワード13ページにまとめました。参加者の先生には配布されていますので、それぞれの高専から参加された先生にお尋ねされてもよいし、私宛に請求いただければPDFファイルでお送りします。

本日行われた小畑秀文理事長の講演は、管理職としての心構えなどが大変よく整理されていて参考になりました。また、早稲田大学教授河村茂雄先生の「青年心理と学生理解」も複雑な人間心理の読み解き方を具体例を示しながらお話されていて、たいへん充実した内容でした。

河村先生の話を聞きながら、ますますVOS塾形式の有効性を確信しました。

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着衣泳(海)指導員養成講習会

2012年09月23日 23時55分06秒 | 水難・ういてまて
毎年一回開催されている一般社団法人水難学会着衣泳(海)指導員養成講習会が広島県の江田島で9月22日、23日におこなわれました。今回の講習会では受講者25人とスタッフ3名が出席し、海を利用した講習会の安全管理の方法、実際のスキルについて勉強しました。

今回の講習会から、津波からの生還をテーマとした実技講習の展開方法が盛り込まれました。内容としては単純で、水面からの高さ10cm以内の浮遊物へ這い上がる方法です。

溺死は没水と浸漬の2つが原因です。前者は窒息、後者は体冷却が死に至るきっかけとなります。窒息予防のための対策として気道確保(呼吸の確保)があり、これは背浮きなどを使ったスキルとして充実してきました。一方で体冷却のための対策がこれまであいまいで、ここをしっかりとスキルとして確立しなければなりません。

いつものことですが、確立されていないスキルには名前がついていません。体冷却を予防するあるいは軽減するためのスキルを、上陸、這い上がり、保温とし、水難学会ではこれらのスキルを総称して当面「保熱」という言葉を使用することになりました。

受講者の中に、食事のときの姿勢がほれぼれするくらいたいへんすばらしい人がいました。聞けば神伝流の水書の達人でした。水の中の身のこなしも優雅でした。

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24日の電子材料と物性

2012年09月22日 06時49分50秒 | 講義記録
予定通り8時50分開始です。小テストでは電子状態の表記であるフェルミ統計とボーズ
統計の違いについて答えてもらう予定です。予めインターネットなどで調べておくとよいでしょう。

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技術シーズプレゼンテーション 柏崎

2012年09月21日 21時48分53秒 | 長岡技術科学大学の広報
今日は舞鶴から戻ってすぐにシーズプレゼンテーションに参加しました。これは本学、新潟エ科大学、長岡高専の3機関で合同で開催したもので、多くの企業のみなさんにシーズを聞いていただきました。

平成24年9月21日(金) 13:00~19:00
A会場(2F 波のホール):ものづくり
B会場(2F 学習室):安全・健康・環境

プログラムの詳細はこちら

わたしの出番は
 ・特別講演会 16:45~17:30
 「産学連携で元気になった事例紹介」
講師:長岡技術科学大学 副学長 斎藤 秀俊
でした。


会田柏崎市長にもかけつけていただきました。柏崎でやってよかったと思いました。


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舞鶴高専にて

2012年09月20日 23時12分48秒 | 高専訪問記
舞鶴は京都府です。10月下旬くらいに高専の周りの紅葉が素晴らしく見事になります。さすが京都です。今年の舞鶴高専の学校案内の表紙にはもみじがデザインされていて、とても素敵です。あの紅葉を見た人は、この表紙のデザインの意味がわかることでしょう。舞鶴高専には500人以上の寮生がいて、周囲が見事な紅葉で囲まれるような環境で生活しています。

今日は夕方から舞鶴高専にお邪魔して、科研費塾、通称出張VOS塾で講演してきました。少しお話を差し上げた後、室巻孝郎先生、児玉圭司先生にお話をしていただき、集団ディスカッションの練習を行いました。舞鶴高専ではすでにそういった取り組みを始めており、申請数に対する採択率が50%近くになっているとのこと、さらに採択数の上乗せが期待できそうです。

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