俺の1969年は何があったか。
あとで日記を見て自分をふりかえってみます。
大学の高分子研究室で、接着の耐久性試験で苦労した日々だけは忘れられない。
なぜか、誰も取り組んでいない課題に挑戦したからです。
実験装置の自在継ぎ手を自作したのも思い出です。
それにしても新宿西口は楽しかったな!ションベン横丁は当然にして!
まだ西口ができたばかりで、噴水を温泉と間違えて飛び込んだら警官にすぐ捕まった。
お説教で済んだが。おおらかな時代だったのか?
村上龍さんの文章です。青春か!
今でも、この作品を書いたときのことは、よく覚えています。書くのが楽しかったからです。こんなに楽しんで小説を書くのはもう2度とないだろうと思いながら書いて、事実、もう2度とありませんでした。
1969年は、わたしにとって特別な年です。そのあとの一生を決めてしまうようなことがたくさん起こりました。「風景も、世界も、変えられる」そう気づいた年でした。あのころの、独特の空気感を、味わっていただければと思います。
表紙アニメーションは、照れることなく、「青春」をイメージしました。楽しんでいただけるとうれしいです。
この写真からテンプレートを変更しました。
十分ではありませんが、とりあえず一例としてアップします。
明日どうぞよろしくお願いいたします。