<<編集長より>>11月6日 朝日デジタル
外国人労働者の受け入れを拡大するための出入国管理法の改正案が間もなく国会で審議入りします。思い起こせば、20世紀初頭から多くの日本人が移民としてブラジルに渡りました。「希望」を抱いて海を渡ったものの、過酷な労働や安い賃金など想像を絶する苦労をしました。1990年代になると法改正により、逆に日系ブラジル人が日本へ出稼ぎに来るようになりました。日本はこうした歴史を背負った国です。外国人の就労資格を単純労働にも広げるという政策の大転換に、私たちはどう向き合うのか。しっかり考えていきたいと思います。(南)
この記事を読んで昔の写真を思い出した。「移民」「ブラジル」「田口君」「希望」「夢」というキーワードが走馬灯のように浮かんできた。小学校6年生(1957年 昭和32年)の俺たちは憧れていた!田口君(前列中央)はいいな!と。61年前の話だ。着ているものがユニークだな。個性が溢れている。田口君はその後どうなったのだろうか。同窓会をやってもそんな話は出ないな。外国人労働者の受け入れはもっと慎重にしないと。人権を守り、相手の文化・歴史を尊重し、共生社会を作る意思と覚悟がなければだめだ。そして今日本にいる外国人のことをもっと考えないと。権力者は弱者を使い捨てにするからな。そうさせてはいけない。