見逃してしまった 弱い自分
いつものように武蔵境の南口で買い物に。
落ち葉の季節か?などと一人で季節感に入り込んでいた。
おっと、パン屋さんの入り口にヨレヨレのオバさんが倒れこんでいる。
例のバガブンドではない、新顔か?
いつも偉そうに地域の困りごとがあったら拾って解決しようなどと偉そうなことを言っているけど、このような現実になるとスルーしてしまう。
帰りに居たら声かけようと思っていたら姿を消していた。
今日も弱い自分がいた。
役割とはなんだ
ブログにも案内しましたが天畠大輔さんの講演会を無事終えることができた。
簡単な報告を。
令和1年度 第3回 小金井市出前講座 報告
地域社会全体で障がい者を包含し、支えてゆく仕組み作りが必要なことを学ぶ。
私たちの知らなかった世界 シーズン3
テーマ 「誰も取り残されないための地域での取り組みを考える」
日時: 令和1年 11月 2日(土) 午後2時~4時30分
場所: 小金井市商工会館 2F 会議室
参加者:30名(その他スタッフ20名)
概要報告:好天に恵まれ気持ち良い秋晴れの中で行われた。車椅子での移動は主催者として天気を心配する。今回は朝日新聞社の取材が入った。朝日新聞の取材結果は、be on Saturday2019年11月16日号に掲載されるそうです。天畠大輔さんは講演で発話困難な重度身体障害者に特化するのではなく、重度身体障害者を中心に講演した。とは言っても、「あ・か・さ・た・な話法」はコミュニケーションの中心でる。
スタッフを入れて約50人で満席の状態で講演会は進められた。40分のワークショップが終わり休憩。休憩後、ワークショップの各班の報告が行われた。それに沿うような形で㈱Dai-job highからPVが流され説明があった。一日の生活は、経済的には、家の中のバリアフリーは、介護者とのコミュニケーションは、外にでるときは、災害時対応など出された質問や意見に答えた。
天畠大輔さんはまとめで、本当の意味での「自立」とは、「役割を持って生きていくこと」と述べ講演を締めくくった。最後のまとめの部分を聴いている参加者の目から涙が溢れていた。私たちに「なぜ生きるのか」を考え直すいい時間を与えてくれた。
今回の講演会を終えて感じた点を記しておこう。
○私の思っていた自立が間違えであった。通信制高校を卒業し社会に出れば、それも一つの自立と思っていた。
○安易に、「共生」という言葉を使っていた。小さな範囲しか眼中になかった。在日外国人を例に取っても何もしていない。
○体験がなく物事を論じている。車椅子に乗り実際に買い物をする場面を想定しよう。駅までの交通機関は、途中でトイレに行きたくなったら、電車に乗るには、駅のエレベーターは・・・
○災害時の対応。最近は天気予報の精度が上がり前もって正確な情報が出ている。心配しているだけで具体的な行動がない。
私たちは生活する場面で知らないことが多すぎる。知る努力をすること。少しでも知ったら繋げる努力をすること。具体的な行動に出てみるか。そんな一環での天畠大輔さんの講演会だった。仲間が増えた。知るために足を外に向けよう。