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2023年11月11日(土)(一食目)
とり野菜カリィ
新橋のスープカレー屋さん
ガネー舎
こちらのお店ははじめましてだけど
こちらの系譜のスープカレーの原型とも言われたりする
薬膳カリィは冷凍でいただいたことがある
完全に個人的な事情だけど
今はもう連絡を取らなくなってしまったとある人がくれたものだった
その人のことを思い出す系譜のスープカレーということになる
あの人は元気だろうか……
そんな感傷めいたものは横に置いて
階段を降りると店名通りガネーシャが迎えてくれる
カウンター席に座り
チキンと野菜が入った
とり野菜カリィを注文して待つ
やや暗めの店内が落ち着く
店員さんも気取ってなくていい雰囲気
香りもいいからいくらでも待てそう
とはいえそんなに待たされることもなく
スープカレーとご飯が乗ったトレイ登場
とてもいいスープカレーだと思う
トレイ上のすべてが思いやりでつながってるようだ
そう僕には感じられたスープカレー
ご飯とスープカレーを一緒に食べて
おいしい
と思ったのは初めてかもしれない
↑これだと語弊があるな
ご飯とスープカレーを一緒に食べて
おいしい
と思ったことはこれまでもありました
すいません
ご飯とスープを別々じゃなくて
一緒に口に含んだ方が
ご飯もおいしく感じられるし
スープもおいしく感じられる
これは初めてかもしれない
スープが旨味たっぷりしっかり味で
いわゆるご飯泥棒的な感じのことはけっこうあるけど
ご飯と一緒の方がスープだけ口に含んだ時よりもおいしい
ターメリックが色付けだけじゃなくてスープの良さを更に引き出しているようにも感じられる
つまり
このスープカレーは旨味ガンガンではなく
落ち着いた出汁感で穏やかな旨味
チキンこそほろほろで
きっと単体で食べてもおいしいだろうけど
他の具の野菜類はシンプルに素揚げか茹でるかで
火が入っているだけで
これまたスープと一緒だからこそおいしくなる
そういう組み立てになっているのかもしれない
スープカレーでこういう
引き算的な組み立てを味わえるとは思ってもみなかった
そんなこんなで
トレイ上のすべてが思いやりでつながってるようだ
と感じた次第でございました
他のスープカレー店だと
うまうまの旨味に襲われて
「うまっ」しか発言できなくなるような
そういうスープカレーもあって
それはそれですごい魅力だけれど
違った方向性の魅力のスープカレーがあることで
ちょっとした安心感も覚えるし
なんだかとても嬉しいのはなぜだろう
ごちそうさまでした