365カレー(∞)

2007年7月1日から毎日カレー生活を刻む6300日超の18年目
by
南場 四呂右(なんば しろう)

自作カレー

2024年12月09日 22時11分02秒 | カレー

2024年12月09日(月)(二食目)
いしり親子丼カレー

新宿のNikonサロンにて今日の15時まで
写真家:石川直樹さん の奥能登半島の写真展示がある
ということで観に行った

ぎりぎり間に合った

石川さんの写真は本当に強い
強いというのは作品(あるいは表現)としての強さのことだ

写真を鑑賞して感じ取るものは
画像としての美しさや情報だけではない
(最近のSNSの写真とかの中にはそれだけのものも混ざりがちだとも思いますが……)

不思議と鑑賞する側の心境まで写真に写っているように思えたりすることもある
簡単に言えば 引き込まれる というということなのかもしれない

その表現には切実さがある
ちなみに石川さんの書く言葉も好きだ

ふり返れば
僕は切実な表現ができる人に憧れてきたような気がする
10代の頃から手を替え品を替え何度も何度もやってきたつもりだけど
僕自身は叫びたくてうずうずしているのに
その自分にとっての表現すべき切実な内容が見当たらないまま……
そのうち
他の誰にも理解されないかもしれない
自意識に登ってきたり消えたり
言葉になってしっくりきたり違ってきたり
自分も含めて誰にとっても些細かもしれないことが
自分にとっては切実でありつつ
叫んだり表現したりして誰かの心を動かすようなことにはつながらない
そのことに気づいてしまった
まあ
それでいいし
「それでいい」こそが切実なのかもしれない
些細な切実

実はずっと叫びたかったわけではなく
内容や意味が表れる前のモヤモヤを並べたかった
というのが今のところしっくりきている

誰かの心を動かすなんてことは結果の話であって
僕にとって目的にはなり得ない

それでもモヤモヤ並べたものを
好意的に受け取ってくださる人がいてくれることは
もはや幸運以外のなにものでもない
(ありがとうございます)

能登半島地震の時もそうだった

何もできなくて何もしない
しっくりくる言い訳すらも思いつかない
誰のためにもならない些細なる切実さ
意味が表れる前のモヤモヤ

僕が所属するカレー三兄弟 で動けたことは
もはや幸運以外のなにものでもない

いや
震災が起こらなければ一番だったけれど

カレー三兄弟では
募金活動の他に
能登の名産品「いしる」を使ったカレーのレシピをデータ販売している

それについては↓noteにモヤモヤ書いてますので併せてお読みください
https://note.com/365curry/n/n6da729960791

とにもかくにも
能登を思う一日になったので
今夜の自炊カレーは
上記レシピから次男 @fuku_stgrm の
いしり親子丼カレー
をつくって食べた

そんなこんなを抜きにしてもおいしい

今日も生きてカレー食べた
明日も生きてカレー食べる


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