三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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サバイバル系4

2005-11-09 14:48:06 | モンスター映画
 ■宇宙戦争■ 2005年版。さ、さすがです。ダツボーっす。期待を裏切らない特大スペクタクル。最初の雷雲からして滅法怖ぇし、舗道をむくむく割ってジャジャーンとばかりトライポッド登場のシーンは細かいの凄まじいの何の仰天としか言いようがない。車は至近距離に降ってくるわ殺人ビーム掃射ったらモロ容赦ないわ。そのあとも一貫して宇宙人マシンの暴れっぷりは非の打ち所ないのだけど、アメリカ軍との直接戦闘をもっと見えるように描いてほしかったのと(砲弾が全部バリアで防がれてるのだけはわかりましたが)、人間サイドに視点置きすぎてるのがちょっと。トムやん恒例のテンション高すぎがいい加減にしてくれものだしさ、もっとリアルにひたむきに逃げまくってくださいよ、親子喧嘩してる場合じゃないでしょう。そもそもレイチェルちゃんったら表情が大人びててカワイゲがないのが。おませが売りの子役らしいけど、やっぱあの状況じゃ普通にガキっぽいの起用した方がよかったはず。で、なぜか民家の地下を念入りに(3回にわたって)調べに来る宇宙人のヒマぶりとか、たかが手榴弾の内部爆発で巨体が一体倒れちまったりとか、主人公サイドの都合に合わせたツッコミどころ頻発ってとこだが、ま、いいでしょ、あんだけの映像見せてもらったことだし。も一つ言うと赤い根っこもしゃもしゃはもっと成長を見守りたかった。あわよくば怪奇植物襲来のトッピングを期待したんだけど、そこまでのサービスは高望みだったか。でもそこまで自然に望ませるレベルに達しまくりだったと思うのでね、この映画は。それと高層ビルに寄りかかって干からびてるトライポッドがあと4、5体も映ってりゃムード十分だったんじゃないかな、ラストにバズーカ攻撃なんぞ駄目押しせんでもさ。それで聞くところによるとなんだって、一部で〈オチ〉が不評だって? だってこれ、あの「宇宙戦争」でしょう。53年にも映画化されてるあの歴史的ストーリー、既成事実ですよ。「ロミオとジュリエット」のオチに文句つけるがごとき無知な輩に耳傾けるのはやめにしましょうや。てことで傑作ってことに全く異論ないとして、あと一言。兄ちゃん生き残りなさんなってば! 大侵略の惨劇レベル大幅減殺モノ!

 ■なお、過日〈コンタクト系1〉に分類してしまった『インデペンデンス・デイ』、『宇宙戦争』1953年版、の2作は、本来コンタクト系に置かれるべきだったでしょう。『宇宙戦争』53年版はそれほど深刻に追いつめられはしなかったッぽいんだが、ここで配置しなおし宣言をしておきましょう。