阿呆理詰日記3917

言葉に傷つくとき、痛みを感じるとは限らない。痛みを感じても、感じたのが傷であるとは限らない。


口にできる程度の恋なら、実っても大したことあるまい。口にできぬほどの恋なら、大して実るまい。


人生、反省と開き直りの繰り返し。繰り返しと停滞との繰り返し。


永遠の恋愛なんて不可能ってば。生涯衰えぬ恋愛は可能だろうし、実際あるのだろうが。


野心の素材の八割は諦めであり、諦めの成分の九割は希望である。


言葉に浸れば浸るほど、言葉から自由でいられる。言葉を避ければ避けるほど、言葉に縛られてゆく。


フィクションの中に自分を読み込むことができないうちは、虚構の外側に自分を見出すこともできまい。



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　　2012年4月23～5月7日
「言語表現」（月曜４限）受講生の作品へのResです。
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