おかげさまで8/20自由討論会第二回(&論文発表会)を活況のうちに終えることができました。チャット欄の流れが速かったので、時折混ざる私宛ダイレクトメッセージも気づかず終わったものが多かったかもしれません。未返信についてはどうぞご容赦ください。
参加者数は前回(7/23)の半分くらいだったのですが、学術モードの触れ込みゆえというより、(前回流出の)私のDV関連発言に引いた人々が抜けた分が大きい、とは観察筋の判定。
ということは、20日冒頭に述べた〈DV関連発言に関するお詫び〉は、届くべきところに届かなかったことになります(落 ・・・
収穫としては、前回に比べ、トランス・アファーマティブの立場で発言する人が増えたことです。TA側の人々が、アカデミズムを含む活動筋中枢から「ジェンダークリティカルと議論してはいけない、対話してはいけない」と常時諭されていることは私も知っています。そんな中、TA視点でGC側へ向けてあえて発言してくれた方々には大いに感謝いたします。思想的全体主義を回避し、言語規制をはねのけ、オープンな討論によって相互理解を深めることが、真のマイノリティ支援につながる、という基本を今後も了解しあえたらと思います。
なお終盤に、TA側から、「三浦の論文を先取りしたモデルをすでにこの論文が提出している」という趣旨のご指摘をいただきました。さっそく読んでみたのですが、主観的性自認の実地測定という、拙論の趣旨とは直接関係のない内容で、客観的性別判定の論証を含んではいませんでした*。また同時に、トランスジェンダリズムテーゼの私の定義「個人の属性として、生物学的性別とは区別されるジェンダーという性別が存在し、当人は性自認によって自分のジェンダーを知っている」が間違っているというご指摘をいただきましたが、「この定義は初めて見たから」という以外の理由をお示しいただけなかったのが残念です。次回は、お互いもう少し議論を洗練し、具体的な批判をいただけるようになれば嬉しく思います。
(次回といっても、身辺諸事情ゆえしばらくは開催できませんが)
皆さんのご協力にあらためて感謝いたします。
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*その論文の著者・佐々木掌子氏の『トランスジェンダリズムの心理学』を、かつて私は、拙著『論理パラドクス・心のワナ編 人はどう考えるかを考える77問』の第2問「トランスジェンダー・トラブル」で参考文献に挙げたことがある。
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