花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

馬謖は斬られた!

2024-07-03 | 知っておきたい話

あの知事選の2年前、彼は東京中央卸売市場長になった。順調にいけば、年内に豊洲移転が終わり、彼(K氏)は最後の築地市場長で、初代の豊洲市場長となるはずだった。しかし、知事が代わったとたんにあの騒動がもちあがったのである。
 テレビでは、小池知事になった都議会で、盛り土問題について答弁する彼(中央卸売市場長)の姿が放映されていた。部下をかばいながら誠実に答弁している彼の姿に、私は心を打たれた。
わが家の近所にK君という少年がいた。とても聡明な少年だった。
小学1年だった私がスキーで右足を骨折した時、一人の中学生が私を背負って接骨院まで運んでくれた。その中学生が大人になって結婚して、K君が生まれた。
 そんな縁で、高校3年生になったK君に英語を教えたことがあった。苦手な英語が分かるようになって東大に合格できたのは私のお陰だと言って、彼は毎年年賀状をくれた。律儀な青年だった。
東大を卒業したK君は、東京都庁に就職して水道局に勤務した。彼は、「地下に眠るパルテノン神殿」と呼ばれている首都圏外郭放水路の建設に参画して、成功させた。また、十年前、第一回東京マラソンの実質責任者(事務局長)として、東京オリンピックに繋がる世界最大級のマラソン大会の基礎を作り上げたのは彼だった。
テレビでは、盛り土問題について答弁する築地市場長のの姿が放映されていた。朝日新聞「AERA」に次の記事があった。
「何代か前の関係者が犯した失態の責任をとらされて、K 市場長が更迭された。K氏は素直で模範的な幹部。東京都はまた一人優秀な人材を失った」(2016年11月)

  あれは本当に失態だったのだろうか。グレタさんがそうだったように、
あれは環境保護主義者の異常なパフォーマンスか、選挙戦術の一つだったのだと思う。
コメント
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