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貴方にはこんな経験がないだろうか。クルマでも鉄道でも良い。どこかに向かうときに偶然車窓からある光景を眼にする。理由は分からないけど、その光景に強く惹かれる。現実的には時間や手段がなく、そこに立ち寄ることは断念する。そして心のなかで思う。いつかここに改めて来よう、と。その「いつか」は実際のところ、なかなか訪れない。殆どの場合、二度と訪れないと言ってもよいだろう。暫くの間は喉に刺さった魚の小骨のように、「あの光景」が気になって仕方ない。どうにも気持ち悪くて仕方がない。そんな違和感も時の流れと共に薄れ、いつしか忘却の彼方に消えていく。「あれ何だか気になっていたけど、何だったかな」と・・・。それで良いのだろう。曖昧に何かを忘れていかなければ、我々は日常生活を営むことが難しくなる。
それでも稀に、稀にではあるが、その忘れかけていた光景が、突然頭の中に蘇えることもある。まさに今回のケースであり、蘇った光景の舞台は新潟県阿賀野市。車窓から見たのはもう5年以上前のことだ。その詳細は割愛するけど、車窓からはチラっと見えただけであり、どんな街なのかは正直分からなかった。分からなかったけど、此処には何かがあると確信した。通過せざるを得ず、そこに大切な何かを置き忘れたかのような気持ちになった。その阿賀野の街を突然思い出した。そして忘れ物を回収すべく出かけてきた。街を歩いたのは、時間にすればたった30分のことだった。その30分で見事に憑き物が落ちる(喉の骨が抜けた)感覚があった。同時にそれ以上街に留まる理由も失くなった。不思議なこともあるものだと思う。
X-T5 / XF23mm F2R WR
新潟県でも存在感が薄い町です、場所がよくわからない。
ただ白鳥で有名な瓢湖があるので、水原は知らなくても瓢湖と、かっての白鳥おじさんの吉川さんを知っている人は多い
私も3回ほどはるばる行きました、昭和から有名な白鳥の湖です。
この水原は少し因縁があって、小学校の時、我が家の裏に転校してきた警察の息子(同級生)と仲良しになり、2年後また転校していったのが水原
私の弟も、この水原に2~3年勤務していました、転勤族の弟が始めて家族で転勤した町です。
以前に偶然通過したのですが、印象的な町でした。
南下すれば阿賀町を経由して福島会津方面にも行けるようですね。
新潟の町は奥深いです。yottinさんはご縁がある町のようですね。
かつては雁木だったと思われるアーケード商店街が残る立派な町でしたよ。