今回は「ミズノ MP TYPE-2 ドライバー」です。ソール部に、たわみを使ってボールを押し出すという「ウエーブテクノロジーソール」が搭載されました。フェースには「ストロングフォージド・エリートチタン」という高強度としなやかさを併せ持つ航空宇宙素材が使われ、「ウエーブテクノロジーソール」との相乗効果でボールを反発良く弾き出す設計になっています。
ヘッドは「ワンヘッド可変式」で、ロフト7.5°から11.5°まで調整できるのに加え、アップライト角でも8.5°から10.5°まで調整できるので、ひとつのヘッドで自分に合わせたセッティングにすることができます。純正シャフトはツアーADの58グラム。トルクは5.0と高めになっています。
構えてみると、フェースの向きやヘッドの形が良く、ゴルフを熟知しているアスリート好みになっています。
打ってみると、打球音はミズノならではのシブい良い音で、ボールをつぶしている感覚が手応えとしてあります。「ウエーブテクノロジーソール」によって、ヘッドにボールを呼び込んでから押し出す感じが伝わってきます。ゆったりとボールを押し出しながらボールがなかなか落ちてこないという、落ち着いた飛びの中で飛距離を稼げます。
昔からのMPファンにとっても仕上がりの良いドライバーだと思いますし、「ワンヘッド可変式」になったことで、従来はアスリートゴルファーにしか扱えない印象だったMPが、アベレージゴルファーでも自分に合うスペックに調整することで十分使えるようになったと思います。
ディスタンス系のボールを使って、弾き出して飛ばすのも味わい深いですし、スピン系のボールでコントロールしながら、レイアウトに沿った球筋で打ち分けるといったテクニックも発揮できる、奥行きの深いドライバーになっています。これまでMPを使ってきた方はもちろん、まったくMPを使ったことのないゴルファーにも、ぜひ手にとって試打してもらいたいドライバーですね。
以上、GDOニュース
MPというとアスリート向けなのですが、純正シャフトスペックはトルクが5.0ですから、アスリートタイプの方はシャフトは差し替えになるでしょう。
ヘッドが「ワンヘッド可変式」ということで面白いですね。