◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス最終日(4日)◇琉球GC(沖縄県)◇6558yd(パー72)
5位から出たイ・ミニョン(韓国)が6バーディ、ノーボギーの「66」として3打差を逆転。後続に2打差をつける通算11アンダーで2018年シーズンの開幕戦を制した。17年7月「ニッポンハムレディス」以来となるツアー通算3勝目。
昨季の賞金ランキング2位が、新シーズンを最高の結果で滑り出した。オフには米国で5週間の合宿を組み、100yd以内のショットに注力。昨季はやや低調だったパット(平均パット数45位)にも力を入れた。合宿に同行した男子プロのS.K.ホ(韓国)から左肩を開く意識でアドレスを取る指導を受け、「ボールのローリング(転がり)が良くなった」という。
早くも賞金女王への期待が高まる初戦となったが、「幼いころから成績の目標を立てたことがない」と、タイトルや年間勝利数への関心は薄い。明確に描いている目標は、ただひとつ。「メジャーで優勝したい。どんな大会でもいいのでメジャーで勝てればいい」。開幕戦の優勝を、ビッグタイトルへの布石とする。
通算9アンダーの2位に「67」と伸ばして7位から浮上したユン・チェヨン(韓国)。
2打差を追ってスタートした諸見里しのぶは3バーディ、2ボギーの「71」にとどまり、通算7アンダーの3位。12年8月「meijiカップ」(2位タイ)以来となるトップ3フィニッシュとしたが、地元で迎えたホステス大会で9季ぶりの優勝はならなかった。
同順位には、畑岡奈紗、濱田茉優、鈴木愛、李知姫(韓国)、申ジエ(韓国)の6人が並んだ。
前年優勝のアン・ソンジュ、勝みなみ、横峯さくらは通算イーブンパーの29位で開幕戦を終えた。
【上位の成績】
優勝/-11/イ・ミニョン
2/-9/ユン・チェヨン
4T/-7/諸見里しのぶ、畑岡奈紗、濱田茉優、申ジエ、鈴木愛、李知姫
9T/-6/藤田さいき、キム・ヘリム、菊地絵理香
以上、GDOニュース
10位以内に入った選手は、年間通して上位に来ることは間違いない。
今回優勝したイミニョンは職人的な技術を持っており、実力者である。また、日本を拠点にすることを来日した当時から発言しており、韓国選手の中では好感が持てる。
日本選手も韓国選手と戦うことで成長してほしいものだ。