<ニッポンハムレディスクラシック 3日目◇13日◇桂ゴルフ倶楽部(6602ヤード・パー72)>
ツアー2勝目に向け、首位タイで3日目を終えた河本結。7バーディ・5ボギーという出入りの激しいゴルフ。「激しすぎて疲れました。流れがすごく悪くて」としたが、トータル11アンダーで岡山絵里と並び、最終日最終組は死守した。
資生堂の神メイクで河本結がより美しく
出だしの1番ではセカンドショットをベタピンにつけてタップインのバーディ。波に乗ったかに見えたが、2番から3連続ボギー。「ボギー列車に乗ってしまったので、それを断ち切りたかった」と、5番ではウルトラパー。これには母の影響があった。
「4番から5番に向かうとき、母の後ろ姿が見えて、その背中が『諦めるな!』と語りかけてきた気がして励まされました」と、5番パー3のティショットを左奥に外すも、ここから絶妙な寄せでパーセーブ。寄せきるのが難しい場所から自画自賛のパーを奪った。
「おはようパーです(笑)」と、ここでやっと目が覚めた。続く6番から連続バーディ。9番でもバーディを奪ってスコアをひとつ伸ばして折り返し。後半も3バーディに2ボギー。最低限のアンダーパーという結果。ジェットコースターのようなムービングデーのラウンドに疲れと充実感をにじませた。
初優勝には勢いはつきものだが、2勝目は本物の実力が試されるとはよくいわれる。今週の河本は勝ちを意識して北海道入り。初日から勝ちたい気持ちと平常心をうまく組み合わせ、優勝最右翼の位置をキープ。ルーキーながら、メンタル面でも大きな成長を示している。
一度優勝しているだけに、気持ちの持ちようもお手の物。「ピンチはあるので、そこをうまくしのいだらチャンスは来ると思い続けてプレーしていました」。焦りや怒りといった感情のコントロール術も格段に上がっているのが今週の河本だ。
「初優勝以来の最終日トップスタートなので、ワクワクした気持ちがいっぱいです。流れに身を任せてチャンスをモノにしたい」と、北海道の大地に身を任せる構え。ただ、身を任せられるのも自信の現れ。ホールアウト後は課題点と振り返りのショットや小技をサッとこなし、コースを颯爽とあとにした。(文・高桑均)
以上、アルバニュース
3日目はトップタイにいます。
最終日の今日が勝負ですから、優勝を勝ち取ってもらいたい。
歯切れのいいショットで勝負強いタイプだから期待してしまいます。