2位となること4回。昨季から“最も優勝に近い”黄金世代と呼ばれ続けた小祝さくらが、ようやく初優勝を手にした。優勝スコアのトータル17アンダーは、トーナメントコースレコードだ。
小祝さくらの2019年ドライバーショット【スイング動画】
前半戦を終えた時点で、ドライバーの総合的な上手さを表す数字トータルドライビング(ドライビングディスタンス(DD)とフェアウェイキープ率(FW)両部門の順位を合算したランキング)で1位となるなどドライバー巧者の小祝。かねて得意なクラブはドライバーと公言している。
だが、昨年ツアーに配布され、香妻琴乃ら多くのダンロップ契約の選手だけでなく、今季は契約フリーの池田勇太も投入するなどしている飛距離性能の高さが売りの『Z785』はテストしたものの、中々バッグインできず。そのため、ずっと同社の1つ前のモデル『Z565』を使用していたのである。
その新モデルを今週ついに投入した。その意図について、コーチの辻村明志氏が説明する。「今年のモデルは以前のモデルに比べて少しハードでした。ですが、スイングに力強さがついて数字にも反映されてきました。そこで新しいモデルを試したところ数字も良かったので、じゃあ新しいほうで行こうとなりました」。ついにゴーサインが出たかたちだ。
辻村氏の言葉通り、小祝のドライバーは以前よりも明らかに飛距離が増していた。ドライビングディスタンスは計測ホールでラフに入れてしまったためそこまでの順位ではないが、同組で回った同じくドライバー巧者のイ・ミニョン(韓国)を何度もオーバードライブ。もちろん曲がりも少ないから、フェアウェイのいいところから何度もチャンスにつけて、最終日には7つのバーディを積み上げた。
また、パターは6月に投入したテーラーメイド『スパイダーX』。現在ツアーで大流行中の転がりの良いパターは、梅雨の影響で重たくなったグリーンでも問題なし。「カップに届かせる」という強気も相まって3日間の平均パット数は2位の27.33。課題と捉えていたグリーン上を克服したことも、優勝につながったのは間違いない。
【小祝さくらのクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:ダンロップ・スリクソン Z785 9.5°
(三菱ケミカル ディアマナ B-50/S/45インチ)
3W:ダンロップ・スリクソン ZF85 15°
5W:ダンロップ・スリクソン XXIO9 18°
7W:ダンロップ・スリクソン XXIO9 20°
4UT:ダンロップ・スリクソン ZH85 22°
5I~PW:ダンロップ・スリクソン Z585
W:クリーブランド RTX-3 BLADE ツアーサテン 50°
W:クリーブランド RTX-3 BLADE ツアーサテン 58°
PT:テーラーメイド スパイダーX(カッパー/ホワイト スモールスラント)
BALL:スリクソン Z-STAR XV
以上、アルバニュース
このスリクソンZ785は名器かも知れない。
池田勇太も使っている?
試す価値ありそう?
今度、ゴルフ5で試打ちしようかな?