こちらもギャラリー展示会に出展している商品です。
尚且つ、「木の葉みたいな」シリーズのアクセサリーです。
商品名は「木の葉みたいなブローチ(フィリピン産黒檀)」です。
「あれっ、黒檀っていうけど黒くない。」「こんな色の木が黒檀なの。」
よくお聴きするお言葉です。驚かれるのも無理はないと思います。
一般的に黒檀と呼ばれるのは、エボナイトや真黒(マグロ)と謂われる真っ黒なものと、マッカサルや縞黒檀と謂われる
縞模様に特徴があるものが主流です。
産地によって色の濃淡の違いがあったりもしますが、使う部位によって大きく違います。
分かりやすく言えば、例えば一本の黒檀の木があっても、全てが黒いという訳ではなく、真っ黒なところ、縞模様のところ
と部位によって、色の濃淡や杢目が分かれています。
そういう中で、当然黒くないところも出てきます。厳密に言えば、それが黒檀の白太と謂われる部位になります。
フィリピンの黒檀は、比較的淡い色のものが多いため、フィリピン産黒檀という商品名を付けさせて頂きました。
建材としては、黒いものが主流なので、淡い色の黒檀はあまり使われません。
しかし、製作した匠「そこが面白い。」とあえて建材に使われない部位をアクセサリーとして活用するアイデアを生み出しました。
その考えに私も同感しました。
発想や視点を変えてみると、違った面が見えてきますし、黒檀の定説を覆すようなアクセサリーはあえて、個性的に写ります。
賛否は当然あると思いますが、「これも黒檀。」という視点は、「視点を変える」という当店の今年のテーマにあっている
気がします。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com