先日、キューバとアメリカの国交正常化交渉が行なわれていることがニュースで取り上げられていました。
日本に住んでいると、私の感覚として、正直「そうだったんだ。」という感覚です。
キューバとアメリカが今まで、国交が断絶していたなんて、あんまり実感がありませんでした。
私が持つキューバの印象と言えば、親日国で、よく野球の親善試合なんかで、選手が来日していて、しかも強い。
身体能力の高い選手がいっぱいいる国という感じです。
またカストロ議長の考えで、国内には、医者が多くいて、医学部への進学がしやすく、教育費も無料。
先端医療が進んでいる国で、羨ましいと思っていました。
でも報道されるニュースを見ていると、国内の人たちの生活も大変なんだなということが、伝わってきました。
とにかく国内には、モノが無く、食料などは低価格の配給制で、国内を走る車も、1960年製ぐらいの車が普通に
走っています。国民に聞くと「アメリカが車を売ってくれないから、しかたがないんだ。」と言います。
そんなアメリカとの関係が先日の交渉で、少し緩和されるそうです。
今後、キューバ製の商品もアメリカが買ったり、逆にアメリカの商品がキューバに入り易くなるようです。
商店の女性は「これで、キューバの手工芸品なんかもアメリカが買ってくれれば、もっと良いものが作れるようになる。」
と言っていました。
その言葉を聴いてうれしくなりました。
自国の伝統工芸は、他国に出るチャンスがあるのなら、そのチャンスを生かすべきというのが、私の考えだからです。
多くの方に認めてもらう機会があれば、工芸技術も向上すると、私は思います。
その機会は、作る人だけでなく、周りの人たちがそのチャンスを作る努力をするべきだと私は考えます。
もしかしたら、日本で普通にキューバの伝統工芸品が見られるようになる日も近いのかもしれません。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com