先日まで、ギャラリー展示会でお世話になったBeans Cafe & Gallery 片岡さんでのお話です。
オーナーさんから「銘木って英語で何と言うんだろう。」というご質問を頂きました。
来店されるお客様の中に海外の方もおられ、「銘木工芸品」って何て説明したらいいんだろうというお悩みでした。
結局、きちんとした英訳が分からず、「木のアート」と説明されたそうです。
早速、私なりに調べてみました。
「銘木」で調べてみると、直訳では、「choice wood」、「選ばれた木」として訳されているようです。
もしくは、「precious wood」、「貴重な木」とも訳されています。
私は、何だか「precious wood」のほうが、しっくりくる気がします。
稀少価値が高い木というイメージがあるからでしょうか?
さらに「銘木工芸品」で調べてみました。
「Choice wood industrial art object」として訳されています。直訳すると「優れた木の産業の芸術物」。
何だかまわりくどい言い方になってしまいますが、あながち間違ってはいない気もします。
片岡さんのオーナーさんには、私は、次のようにお話しました。
「たぶん、銘木という概念は日本独特の文化だと思います。木そのものをめでたり、杢目や風合いを楽しんだりする風習は、
おそらく海外にはないんだと思います。だから銘木工芸品は、木のアートという解釈で正しいと思います。」
日本からそういう風習を発信できればいいなと思いながら、まず、日本で「銘木工芸品」の概念をもっと定着させなければ
と、そう意気込んでおります。
いつか、「日本の銘木工芸品はナンバーワンだ。」とかそういうふうに言われる日を目指したいと思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
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