最近、ビジネス面でのご提案を多く頂くようになりました。
当店をお知りになり、ビジネスパートナーとして、提案したいと思って頂ける事は大変光栄な事です。
またお問合せを頂くご担当者様もあらかじめ当店のビジネスステートメントを確認されてからビジネスメール
でご提案されるようになってきました。
通常業務に支障が出ないので非常に有難い事です。
そのような中、最近、同じようなご提案が非常に多い事と、当店として対応が出来ない事を理由として、ご提案頂いた時点でお断り
するようにしている事があります。
それは、「代理販売」のご提案です。
どういう提案内容かというと、「自社のECサイトの決済画面を使って、当店の商品を代わって販売する。」というご提案です。
こういったご提案は、申し訳ございませんが、当店では、お受けする事が出来ません。
その理由は、当店の商品は当店のショップサイト上での決済をお願いしたいからです。
当店のショッピングカートをお使いになり、当店の決済画面上でお手続きを行なって頂きたいという考えからです。
たとえ、代理販売であっても、当店の決済画面を使用する場合はお話を伺います。
しかしながら、他の決済画面を使用する場合はお断りをさせて頂いています。
分かりやすく言えば、
当店の商品を他店のレジで清算して購入する、当店は、その店から販売手数料を引いた商品代金を頂く。
ネットショッピングの世界では、常識の範囲内だという方もおられるでしょう。
しかし、私の持論として、「そんなに都合のよい話は無い。」という見解です。
当店はマーケィングから、仕入先との交渉、商品仕入れ、商品写真撮影、販促資材の確保、梱包、配送、入金処理まで、
一連の商品流通の体制を作ってきました。
商品の信頼性と市場構築、ショップイメージやコンセプトなど、積み上げてきた基盤があります。
購入者様も当店の決済画面だからという安心感も同然お持ちで、当店にてショッピングをされると思います。
代理販売という方法は、何か、こういう積み上げたものを簡単に「下さい。貸して下さい。」と言われているような気持ちになります。
「そんな簡単なものではない。あげられない、貸せない。」と強く反論したくなってしまいます。
ですので、「代理販売」のご提案を頂く方には、これまでの販売体制の構築の時間と手間がどれだけかかっているかを
事前に考えて頂きたいと思います。
実店舗であれば、先日の展示会など、販売委託をして、展示商品を置いて頂くということはあります。
しかし、その場合も、当店の領収書を購入者様にお渡し頂き、売上は全て当店が頂いた上、後日、販売手数料をお渡しする形式を
とっていました。
当然だと思います。それはお互いの信頼関係があるからできることです。
ですが、ECサイト上での代理販売となると、その信頼関係をどこまで構築できるでしょうか?
以上のような理由から、大変申し訳ございませんが、「自社のECサイトの決済画面を使用した代理販売」というご提案は、
どんな形であっても、お断りさせて頂いております。
それでも、自社のECサイトの決済画面をご使用になられたい場合は、恐れ入りますが、当店の商品をお買い上げ頂いた上で、
行なって頂きたいと思います。その場合は代理販売ではなく、買い取り販売となるので、当店としては、納得ができます。
何卒ご理解の上、ご了承下さいますよう、お願い申し上げます。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com