平成24(2012)年も残すところ一週間を切った。柳川、大川、みやま市では九州北部豪雨で大きな被害を受けて、有明海沿岸道路の柳川市大和町区間の大和南ICー徳益IC間の自動車専用道路の開通など、さまざまな出来事や動きがあった。今年1年を振り返る。
■台湾事務所
市は3月5日開会の市議会定例会に提案した平成24年度一般会計予算案に、総額682万円の台湾事務所開設事業費を盛り込んだ。大川のインテリア製品、農水産物などの台湾へのマーケット確立のためのPR、ニーズ調査の拠点にするとしたが、議会は「しっかりと調査、研究をする必要がある」などと指摘。市は調査関連の126万円を除いて執行を保留することとした。
■四季の膳創作
大川名物料理発表会が3月22日に三川屋で開かれた。「筑紫次郎の川づくし料理ー四季の膳ー」として、市内の飲食店による「筑紫次郎の川づくし料理研究会」が市から委託を受け、特産品のイチゴ「あまおう」を使った創作料理を披露。市内の女性団体メンバーが試食した。市や同研究会はさらに情報発信に努める。
■生活支援バス増便
高齢者らの日常生活支援のため運行されている生活支援バスが、利用者の利便性向上を図るため、7月2日から増便された。6地区とも運行を週2日から3日にして、市立図書館にも停車させるなど乗降場所を増やしている。各地区からの要望を聞き、安全性も考慮して運行ルートも見直した。
■花火大会は8月に
大川花火大会が8月11日、筑後川総合運動公園で開かれた。同大会は毎年8月の開催だったが、主催する大川観光協会は昨年初めて大川木工まつりとタイアップし、10月の同まつり期間中に大川中央公園で開いた。だが、「夏開催がいい」「大きな花火を上げてほしい」などの声が多く、8月に戻された。
■高齢者に元気を
高齢者が元気に働く仕組みを構築し、高齢者の生きがいづくりや地域活性化につなげようと「つよしてがまだせ」プロジェクトが24年度からスタート。市長をリーダーに経営政策課、インテリア課、健康課、企画調整課、農林水産課の課長補佐や係長がメンバー、市シルバー人材センター職員がオブザーバーになっている。11月27日の会議は高齢者が作る加工品などを高齢者自身に販売してもらうため、来年4月の協議会設立を決めた。
■姉妹都市25周年
イタリアの家具のまち、ポルデノーネ市との姉妹都市締結25周年記念事業として、小中学生による絵画交流展が12月18日から大川文化センターで開かれている。大川の児童生徒は夏休みの思いで、好きなまちの風景などをテーマに描いた33点を出展。ポルデノーネからは環境問題、税、思いやりなどをテーマにした8点の紙芝居が出されている。1月10日までの開催。
■主な出来事
・生ゴミ堆肥化推進へモニター募集(3月)
・有明海沿岸道路筑後川・早津江川橋梁に関するオープンハウス開催(6,7月)
・全国建具展示会で大川建具事業協同組合の組合員企業から最高賞の内閣総理大臣賞など30点入賞(7月)
・市教育委員会が収蔵している市民寄贈の民俗資料および80点を公開展示(8,9月)
■農業の担い手育成確保を目的として、初めての青年就農認定式(12月)
(有明新報 柳川大川みやま版12月28日号引用)
■年末年始用の食材が並ぶ「道の駅みやま&アスタラビスタ」(12月28日午後3時頃撮影)
■ リンク集
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