台風4号が太平洋沿岸地域を足早にを去った。被害に遭われた方々は、後片付けなどで大変だろうと察します。お亡くなりになられた方や、ケガをされた方々に、心からお見舞いを申しあげます。
今朝のいつもの散歩、東空の雨雲の端から光りが差し、台風一過にはほど遠い東空ではありましたが、晴れ間もみえて、とてもいい表情のひと朝、大自然の営みに感謝です。
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▲有明新報 コラム(タイトル、こだま)から、みやまに関する直近記事をご案内します。
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”共に歩む”
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福島第1原子力発電所の渦中にある福島県の浪江高校野球部と、みやま市の山門高校が交流試合を行った。選手たちの気迫あふれるプレーと、敵味方問わず、一生懸命の応援する生徒たちの姿に、元気をもらった。
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浪江高校は、同原発の警戒区域にあり、生徒も事故のため避難生活を余技なくされた。多くの部員が母校を去り、残ったのは選手9人とマネジャー1人。事故当時、1年生だった部員たちだ。
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それでも仲間と野球を続けた理由について、主将は「震災に負けたくなかった。みんなと思い出をつくりたいから」と話した。山門高校の生徒たちも真剣なまなざしで、その思いに耳を傾けていた。
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交流試合後、ある山門高校の女子生徒が選手たちに向けて言った言葉に、胸が熱くなった。「福島と福岡。私たちは、遠く離れていても心は共にある。同じ時代を生きる仲間として共に歩もう」。生徒たちの実が輝いていた。(牛)
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”サクラの花咲く時”
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みやま市の秘境にある平家五大山桜の一つが目印だった。木蝋の里(もくろう)といわれる同市。サクラのそばの民家で木蝋を使った和ろうそく作りがあるという。近場の公民館に車を置いて、歩くことにしていた。
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公民館に着き、講師を務める市民グレープの人へ電話すると、歩くと相当な時間がかかると教えてくださった。車で山道を先へ向かうと、分かれ道を間違ったようで、迷ってしまった。
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再度連絡したが、電波が途切れた。目印のサクラは花の季節は終わり、遠方から見えにくく、民家や車もない。昼間だったのは幸いだが心細い。困っていると一台の車が止まった。民家の方から、わざわざ探しにきてくださったのだ。
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家では結婚を控えた2人や家族らが和ろうそくを作り。火をともし、まちの特産物を使い披露宴の招待客をもてなすとはりきる姿を見ながら、感謝と祝福の気持ちでいっぱい。今度、花が咲いている時に訪ねたい。(裕)
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”ホタルの光”
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先日、仕事の帰りにふと思い立ち、みやま市山川町川原内の蒲池山ため池に立ち寄り、ホタルを見てきた。暗闇を数え切れないほどの緑の光が舞い、幻想的な雰囲気に思わず息をのんだ。
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この日はホタルの鑑賞に訪れた家族連れも多く、目の前に広がる神秘的な光景に、子どもたちは「こんなの初めて見た」「すごい」と大喜び。ホタルの光を指さして飛び跳ねたり、走り回ったりして前進で喜びを表現していた。この場所を案内してお父さんの株も、さぞ上昇したことだろう。
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このため池は、江戸時代に柳川藩の水利事業で築かれたもので、現代も農業の水源として活用され、豊かな自然と多様な生態系を保っている。
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隣の大牟田市に住む身ではあるが、みやま市のこの素晴らしい自然を誇りに思う。多の地域の人に胸を張って自慢できる場所だ。十年先も、飛び交う美しい自然であってほしい。子どもたちの笑顔を見ながら思った。(牛)
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▲有明新報 コラムから、みやまに関係する直近の記事3点、ご案内しました。
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▲ 県道433号 柳瀬大橋を左に、今朝の矢部川堤防上空の東空
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▲同堤防に咲く小さな4つの草花
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