情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

情報概念が曖昧に使われている生物学や神経科学

2019-04-25 10:00:10 | 情報と物質の科学哲学

生物学において情報概念が重要視されるようになったのは、
「遺伝情報が暗号化されて遺伝子に書き込まれている」
という認識が分子生物学で確立されたためです。
このときの「暗号」は、遺伝子を構成する4つの塩基の配列パターンのことです。

遺伝情報における情報概念は、情報理論のものとは全く関係ありません。
遺伝情報の暗号化や読取りは、物質現象なので物理則のみで説明できるからです。
遺伝情報には情報理論のような情報の確率的性格はありません。

生体情報神経系における神経情報、内分泌系におけるホルモン情報、という用語もよく使われますが、これも情報理論のものと違います。

情報という用語は、様々な分野でその場限りの言葉として曖昧に使われています。
この用語がどのような意味で使われているのかに注意すべきです。

詳細は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!


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