哲学や脳科学の分野では「単なる物質である脳から何故意識が生まれるのか」という問題提起をします。
チャーマーズはこれをハードプロブレムと呼んで、この問題に取り組むべきだと主張しています。
しかし、脳は単なる物質ではありません。
生きている物質です。
科学は、未だに生命の謎を解明していません。
人間は、生命体です。
脳は、その生命体の一部です。
物質から何故生命が生じるのかという問題が解けていないのに、生きている脳から何故意識が生じるのかを問うのはナンセンスそのものです。
科学者は、意識の謎に取り組む前に生命の謎に取り込むべきです。
そうしないと本末転倒になるからです。
哲学者や脳科学者はこのような状況をどう捉えているのでしょうか。
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