浅田次郎の『天切り松闇がたり 4』を読んだ📕
今まで細目の安吉親分、説教の寅兄ィ、黄不動の栄治、百面相の常、玄の前のおこんの仕事っぷりは見て(読んで)きたが、主人公松蔵の仕事が出てきたのは初めてで、読みながらハラハラドキドキ……
3巻までは大正時代の話だったが、いきなり昭和初期に舞台が移り、小僧さんだった松蔵が1本立ちしていた❗️
しかも、盗みに入ったのが誰あろう東郷平八郎元帥の家で、的は大勲位菊花大綬章頸飾と言うのだから半端じゃない❗️
おまけに、その時の仕事はおこん姐さんが関東軍総司令官から功一級金鵄勲章を玄の前で、百面相の常が陸軍参謀総長の宮様から大勲位菊花大綬章をまんまと盗み取った後の総仕上げで闇夜に紛れて押し入ったら・・・
東郷元帥は松蔵が来ることを前もって知らされており、騒ぎ立てることもなく、目的の品物を貸し与えるただけではなく、『天切り松』の2つ名を付けてくれたと言う落ち😲
東郷元帥はカッコよかった❣️
知らなかったけど(苦笑)、『相沢事件』として知られている、永田鉄山軍務局長を殺害した相沢三郎らに関わった安吉親分と松蔵と百面相の常・・・
東郷元帥の話にしても、史実は事実として曲げられないにしても、そこにうまく関わらせているところが、読んでいて本当なのか⁉️と思わせてしまうほど面白かった💕
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