自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

手塚キャラ製作 その2

2024-05-15 17:39:53 | 模型

何年か前に「米子工芸会」の作品展で展示した「手塚治虫先生」の「どろろ」に登場する主人公と言っても良いキャラの「百鬼丸」ですが、頭部はバルサ材を芯材にしてスーパースカルピーによる造形で製作、体はスタイロフォームを芯にして「ウッディー粘土」仕上げです。

この「百鬼丸」ですが、体の48箇所を鬼神(魔物)に奪われ、まるで肉の塊の様な体になった状態で捨てられ、それを西洋医学を勉強していた医者に拾われ、義手、義足、仮面、等で補い、青年になるまで育てられて、自由に動ける様になった時、自分の体を奪った「鬼神」を倒して、自分の奪われた体を取り返すと言う物語ですが、製作した「百鬼丸」は、右足が自分の足、左足はまだ義足、顔は目がまだ義眼、鼻も作り物、両腕も義手です。

両腕は義手なのですが、その腕に刀を仕込まれていて、腕のさやを外すと刀身が出てくると言う仕組みです。

その刀部分ですが、

アルミの部材から、削り出しました。

アニメの設定では、刀身は、ナカゴと言う柄に差し込む部分が肘から飛び出している様です。

一般的な打刀ではなく、脇差か、短刀を仕込んでいるのかもしれません。

刃の部分はそれほど長くはない様です。

アルミから削り出した刀身を仕込んで見ました。

体に肉付けしました。

刀の「さや」になる腕を取り付け、全体のバランスを見ます。

これにさらに肉付けして筋肉質な体にします。

左足はまだ義足の状態なので、球体関節の木製の足という感じに作ります。

首のつながりや腕の義手部分の形状を「ウッディー粘土」で少しずつ盛って整形します。

アニメの「どろろ」を見た人ならわかると思いますが、このポーズのシーン、何話のシーンか大体分かると思います。

あまり感情を見せない「百鬼丸」ですが、この時は怒りの感情を爆発させたシーンです。

物語の中でも一番ドラマチックだったので、あえて作ってみようと思いました。

このフィギュアはアニメのキャラクターですが、徹底的にリアルな質感で仕上げようと思いました。

着物も布で製作し、髪の毛も植毛し、着物の模様も印刷しようと思います。

かなり迫力のあるフィギュアにしようと考えました。

これから、また、面倒な製作が連続します。

続く!