昨日からアップしている「クールガール」のシリーズのフィギュアですが、「男」のフィギュアで、「押井守監督」の「ケルベロス」の物語に登場するプロテクトギアを装着したフィギュアです。
このフィギュアはタカラトミーのTさんから頂いた物で、今現在は製造されていない物です。
Amazon等に出てますが、デッドストックか、中古品だと思います。
しかも値段が4万〜9万円位になっていて驚きです。
ぜひとも再販して欲しいものです。
しかし、再生産すると発表から9年、いまだに再販されていません。
残念ですが。
このフィギュアを今時のフィギュアと比べてみても見劣りしない出来です。
特に武器は一時別売りしていたと思いますが、ここまでやるか!と言うくらい細かく出来ています。
これは「押井守監督」の監修から、徹底的なリアリティを追求した結果だそうです。
特にフィギュアが手にしているMG 34軽機関銃がすごい!
このスケールが1/6なのですが、長さが20センチほどの物です。
手前にはホルスターストックを再現したモーゼルも再現されています。
このマシンガンを再現するのに絶対必要な「スライド金型」と言う物が有るのですが、これを作る費用が非常に高額だったそうで、このマシンガンのミニチュア一つ作るのに大変な金額の金型を製作したら、タカラトミー(この当時はタカラ)の上司からTさんは大変叱られたそうです。
このマシンガンの銃身の周りの放熱ジャケットのパーツは、スライド金型以外作れないのですが、良くぞここまで作ってくれた!と拍手したいですね。
上の写真の穴が空いているパーツです。
この穴が上下左右にいくつも空いているので高額なスライド金型が必要だった様です。
しかもこの銃のサイト(照準器)は、折りたたみ式です。下についているバイポッド(二脚)も可動して開きます。
さらにここまで再現されています。
銃身部分がスイングして、
中の銃身が引き抜けます。
その予備銃身に、ガスレギュレータの溝まで掘って有り非常にリアルです。
この予備銃身は、背中のタンクに装着できます。
そして、銃弾を装填するための「フィードカバー」も開閉し、スプリングを仕込んだボルトを引く事ができます。
ここのフィードトレードに帯弾を装填出来ます。
帯弾に「スタータータブ」も再現されています。
恐ろしくリアルです。
フィードカバーの裏側もかなりリアルに再現されています。
本当にこれが1/6かと思います。
欲を言えば可動するボルトの上にあるフィードレバーを動かすベアリングの丸い突起があれば完璧です。
ま〜これは自分で作れば良いか。
もう一つのモーゼルマシンピストルですが、
ホルスターストックも再現されて、実銃通り装着できます。
しかもマガジンが着脱出来ます。
グリップのランヤードリングも金属で再現されています。
色がちょっとグレーすぎる気がしますが、これは好みで塗り替えれば良いので個人でイメージに合う色に塗り替えれば良いでしょう。
ホルスターストックにも木目が印刷されているし、ふたの金具も内部の部分まで正確に再現されています。
ここまでやるとは、もうビョウキですね。
これらの銃を持たせるハンドパーツも、
こんなにバリエーションが有ります。
簡単に差し替えられます。
左の板は防弾版です。
腕に装着する物で、映画「ケルベロス」では、大量の銃弾を受け止めるシーンがあります。
そのシーンを再現するために弾痕を入れるのも良いかもしれませんが、もったいなくて出来ません。
この様な武器パーツもついていたので、高額になっても仕方がないかと思います。
このフィギュアの設計など、半端ないこだわりがあるのがよくわかります。
ここまでやって売れなかったら、そりゃ〜生産中止になるでしょうね。
今ならまた売れるのではないのかな〜?
でも、さらに高額になるだろうな〜。
でも、ぜひとも再販して欲しい一品です。
この「クールガール」の可動フィギュアシリーズはタカラ時代の傑作フィギュアだと思います。