自称米子のプロモデラー

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手塚キャラ製作 その4

2024-05-17 08:35:57 | 模型

連日製作の手塚治虫先生のキャラクター「百鬼丸」ですが、裸の状態がだいぶ形になって来ました。

着物を着せてしまうので体部分はほとんど見えなくなりますが、それでも筋肉や骨格はちゃんと作ります。

背中部分ですが、肩甲骨や、背骨の窪み、筋肉の形等しっかりと作ります。

腕の義手っぽい感じもほぼ見えません。

しかし、見えなくてもしっかりと形を作っておかないと着物の布の形から、体の形がわかるんですね。

こう言うものって、手抜きをすると、ちゃんとバレるんですね。

なので見えないからと言っても手抜きできません。

ただ、表面の傷等、多少粗くてもわからないと言うのは有ります。

それに、百鬼丸は魔物と戦って義手や、義足も傷だらけになっているので、多少仕上げが荒い方がリアルなのかもしれません。

でも、サーフェーサーの吹き付けの後、仕上げの肌色を塗りますが、わざとサンドペーパーで塗装の剥がれを再現したりします。

義足部分ですが、球体関節人形の足のような形状にします。

可働まではしませんが、それらしく造形します。

肌の色を塗り、後でサンドペーパーでエッジ等削ります。

手と足のパーツ。

腕部分も可動はしませんが、それらしく造形します。

足は、生身の足なので骨格や筋肉の表現をします。

全体がこんな感じになりました。

体の製作と同時に、着物の製作と、顔の型取りを段取りします。

着物は実際の綿の生地を買ってきて裁断して作りますが、縫製するのではなく、接着剤で貼り付けて作ります。

顔の型取りと複製はこれで、

型取りにはシリコンゴムで、複製には無発泡ウレタン樹脂、(キャスト)で行います。

顔と言うか頭部ですが、スーパースカルピーで造形した物って、年月が立つとヒビが入ってきます。

ちゃんと焼いて加熱したにも関わらずヒビが入ります。

そこで、ヒビが入る前にシリコンで型取りしてキャストで複製しておけば、経年劣化のほとんどない良い状態の造形が出来ます。

完成したフィギュアの顔部分にヒビが入ったら、かなりショックです。

なので、永久保存できるように型取り、複製します。

腕パーツにもテープ状の布を巻き付け、設定の通りのデザインにします。

足にも「ゲートル」の様な布テープを巻き付け、接着します。

右腕の完成状態です。

塗装は、あえて剥がれている感じにしています。

刀の刀身のなかご部分には「メクギ」と言う柄と刀身を固定する釘の穴を開けました。

両腕がこの様な形になりました。

手は指の無い手袋のような形に布を貼り付けました。

この後、着物の仕立てをします。

実際の着物の形状を縮小して縫製はせず、全て発泡スチロール用接着剤で貼り付けて仕立てます。

これが案外難しい。

続く!