昨日まで「ロボコップ2ケイン」の製作記事をアップしていましたが、「ロボコップ」をアップしないのはダメだろうと言われそうなので、今日から「ロボコップ マーフィー」の製作記事をアップします。
キットは1/6スケール、メーカーはWAVEのソフビキットだったと思います。
このキットは、広島にお住まいのFさんからの製作依頼で、このキットが初めての製作依頼でした。
ネットで製作依頼募集していた時、初めての依頼でしたので、気合を入れて製作しました。
製品はベースとか無しで、ソフビ製なので、下半身は補強しないと夏場曲がってお辞儀してしまいます。
なので、徹底的に補強しました。
ロボコップは色んなメーカーから発売されていましたが、大腿部の拳銃収納部分を再現した物は、WAVE だけだったと思います。
キットはソフビ製なので、先ず余分なバリをカットしてパーツがきちんとハマるかどうか確認します。
このキットは足首が別パーツになっているので強度の必要な部分が弱くなります。
なので足の部分にエポキシパテをねじ込みます。
この足の中にエポキシパテを隙間なくねじ込みます。
使ったエポキシパテは、
このセメダインのパテです。
AとBのパテを同じ量練り合わせて混ぜた後、足パーツにねじ込みます。
パテを同量混ぜる際、いちいち秤に乗せているのは面倒なので、パテを丸めて並べます。
この状態なら大きい小さいがわかりやすいのでほぼ同量混ぜ合わせられます。
足のパーツにエポキシパテを詰めてから、脚部パーツに押し当てます。
すると脚部パーツの形状にエポキシパテが変形するので、そのまま一日放置してパテの硬化を待ちます。
足首がぐらつくようならテープで仮止めします。
パテが完全に硬化したら、念の為エポキシ接着剤か、瞬間接着剤で足を脚部に接着します。
その後、足パーツをベースに固定する真鍮棒を取りつけるため、足の裏から穴を開けて真鍮棒の1ミリ位の物を差し込みます。
真鍮棒は足首の上に届くくらい長い物を差し込みますが、まだ完全に固定はしません。
その後、下半身パーツに石膏を水で溶いて流し込みます。
流し込む際、足の裏の穴から石膏が流れ出ないようにテープで蓋をしておきます。
石膏が固まれば、絶対に曲がったりしません。
上の写真は一旦真鍮棒を外していますが、石膏が固まってから、再度ピンバイスで穴を開け直し、真鍮棒を差し込めるようにしています。
次に展示する際倒れないようにアクリルのベースを付けられるようにします。
どうせ作るのならアクリルの板切れではなく、ちょっと凝った物にします。
パソコンでロボコップの映画によく出るマークを作ります。
それをプリントアウトして、アクリル板に貼り付けて、切り抜きます。
このマークを、5ミリのアクリルを切り抜いて作り、貼り合わせます。
このベースに、仮組したロボコップを立たせると、
こんな感じです。
ただの板切れよりカッコいいと思います。
アクリルは、電動の「ミシンのこ」でカットします。
昔、アクリルの看板の文字切りしていた時の技術で切り抜きます。
ベースを磨き、サーフェーサーを吹き付けます。
次に、ロボコップの大腿部の拳銃の収納部分を組み立てます。
この時はベースに真鍮棒の穴を開けて足の棒を差し込んで立たせていますので、簡単に倒れません。
夏場でも曲がってお辞儀したりしません。
細いパーツはソフビではなくホワイトメタルが使用されています。
細かいパーツがメタル製で、拳銃もメタルですが、どうも形がおかしい。
ロボコップの拳銃は、「ベレッタ93R」をベースに独特の銃身を取り付けたデザインになっています。
私は、この拳銃「オート9」のガスガンを持っているので、それを参考に作り直すことにしました。
大きさもちょっと小さく見えますし、メタルのパーツを芯にプラ板で加工しました。
その様子は次回に。
続く!