
毎朝こんなふうでしたね、レン君。
木曜日の朝、ごはんを食べて一安心したのに、
次の日の明け方四時半、あっけなく逝ってしまいました。
三時ごろ次女ちゃんが広島から着いて、
はなちゃん&桃恵の熱烈歓迎が治まった頃、
レン君がトイレに起きたんですよ。
オカンが後始末をしている間に、
自分の足でベッド下に戻り、そこで倒れました。
抱き上げておろおろしているとね、
オカンの顔を見上げて、
何か言いたそうにじっと見つめてね。
少しの間、あえぐような息をしたあと、
ゆっくり力が抜けていったのです。
朝早く、壱号とチーやんアッ君が来てくれましてね。
みんなでお別れが出来ましたよ。
壱号が言ったんですよ。
オカンがお休みの日を待っていたんだ。
夜中バタバタしても叱る人が居ない日で良かったって。
そうだねぇ、二人きりで心静かに過ごせたものねぇ。
いつか来る日と覚悟はしていたのですが、
たった二日寝付いただけなので、
まだ心がぞわぞわしているんですけど、
いつまでも悲しんでいると、レン君も困っちゃうからね。

大好きだったお刺身をちょびっとお供えしましたよ。
お下がりはもちろん、はなちゃんと桃恵にやりましょうね。
鼻をひくひくさせて下から見上げてますからね
