オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

『地に滾る』

2022年02月13日 23時58分00秒 | 読書
ももんがさんのお勧め『地に滾る』を読了です。


【画像】あさのあつこ著『血に滾る』

藩の不正を正そうとした主人公の父は、逆に捕らえられて切腹。
その介錯を務めた主人公が父の遺志を継いで奔走し江戸に出る。
江戸で暮らし、共に出奔した義兄と藩の様子を探るのです。

この本は三作で完結のシリーズ本でした。
一作目は『天を灼く』で、
完結作は『人を乞う』です。
本作ので郷里に残った姉と母の様子など前編の粗筋は分かった。
後編では藩主と共に帰郷した主人公達の様子が描かれる。
さて、読むか止めるかお悩みちう。
少しの間、気持ちを熟成させとこう。




『貸し物屋お庸』シリーズ

2022年02月13日 09時28分47秒 | 読書
おはようございます


【画像】後ろ足を踏ん張ってご飯を食べる桃惠

今朝はご飯をモリモリ食べた桃惠さん。
今は食後の一休みでネンネしています。

白泉社招き猫文庫の『てのひら猫語り』読了後、
平谷美樹の『貸し物屋お庸』に惹かれて予約。
シリーズ4冊のうち2冊が来ました。


【画像】文庫本3冊と猫の刺繍のブックカバー

大工の棟梁を父に持ち、住み込みの見習いに混じって育ったお庸ちゃん。
べらんめえ口調でも許されるのはお嬢さんだから。
それが野盗に両親を殺されて、親の後ろ盾を無くしたあと、
世間知らずだった自分に気が付くのね。

背中に受けた刀傷が癒えたあとは、
叔父や弟子、ご贔屓のご隠居さんが集まり、今後の相談を始めます。
まだ見習い中の弟が父の跡を継げるまでの自分の身の処し方などもね。
あれこれあって貸し物屋(損料屋)の出店を任されることに。
様々に借物をしに来る客に不審をいだき、
事件を未然に防いだり謎解きをしたり、
チットずつ成長していく元お嬢の庸さんです。

桃惠の体調不良で不安な時に、気持ちを紛らわしてくれる娯楽作品です。
あと2冊も楽しみなな〜。

そうそう、『てのひら猫語り』の中の
金巻ともこ作「異聞井戸の茶碗」は落語でお馴染みですけど、
活字で読むとまた違った味わいで良かったです。