昨夕から降り出した雨が続き、今朝からはゴロゴロと鳴神さま。
オカン地方は強い雨を表す真っ赤な表示になっております。

先週も強い雨で友達の居住地域も警報が出ていました。
被害が出ないことを願っていたのですけど、
他のことも心配していたんです。
船が出るかどうか、出ても波が高いのではと。
昨年退職し夫の実家に越していった元同僚Mちゃんに、
会いに行くよと約束していたけど、
桃惠の具合が悪くて行けなかったんだよねぇ。
一人職場に残った同僚Yちゃんの休みに合わせて決めた日程が七月二日と三日でした。
「海は凪いでるよ」と知らせがあり安堵して迎えた当日。

七類港で合流しフェリー乗り込みました。
船酔いを心配していた同僚は船室でぐっすり眠り、
オカンはデッキで二時間半の船旅を満喫したのでした。

島前(どうぜん)が先に見え、次に道後(どうご)の西郷港。
隠岐の島は4度目ですが道後は実に45年ぶりです。
Мちゃんに迎えられ、お昼は隠岐蕎麦を。
焼いた鯖で出汁を取った蕎麦はお箸で掴めない柔らかさでした。

玉若須神社の大杉

岩倉の乳房杉

道の途中のアマビエ像


Мちゃんの運転で案内してもらいながら、積もる話をぴーちくぱーちくね。

「ボーナスがっぽりだから」と宿代から食事代までМちゃんが持ってくれて、
最年長のオカンは情けないやら有難いやら…。
重くて大変だったけど大きな大栄スイカをお土産に持って行って良かったです。
お宿にはМちゃんも一緒にお泊りして認知症が進んだ姑の話。
職場に残ったYちゃんは職場環境と夫の愚痴話。
オカンはひたすら聞き役でした。



翌日は隠岐最古の佐々木家住宅を見学。
唯一残った隠岐建築で国指定の重要文化財。
オジサンに案内されて貴重な御道具を見ながら屋敷内を回ります。
「蛇鏡」を読んだばかりなので三枚組の合わせ鏡が印象的だった。
オジサンの説明では引き出物だそうですが、
手の込んだ装飾が三枚ともに施してあります。
オッチャン、これは嫁入り道具ですで!と胸中でね。
佐々木家住宅を見学した後、
船の時間までМちゃんの自宅でおしゃべり。
なんと沢山話したことか、いくら話しても尽きません。

鬼太郎とねずみ男に送られて、ナミダ涙のМちゃんと西郷港にサヨナラです。

七類港についてYちゃんと別れた後、コンビニでコーヒーとお菓子。
運転中の眠気覚ましです。
旅の間中よく晴れて爽やかなお天気でした。
さすが晴れ女のМちゃんによる奇跡の二日間でした。