オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

「月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ」(氷室冴子著)

2024年03月08日 07時41分30秒 | 読書
表紙に惹かれて手に取り、紹介文を読んで借りてきた、
「月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ」(氷室冴子著)を読みました。


「月の輝く夜に」
友に通ってくる恋人に惹かれながら、顔を見ることも言葉を交わすこともない。
夫に隠していたその恋心は既に見抜かれており、
夫は嫉妬を隠して通ってきていた。
それを夫の娘に知らされて……。

「ざ・ちぇんじ」
母親そっくりに活発な娘は男の子として世間に知れ渡っている。
一方、難産の末に生まれた弟は、
「生きながらえるためには女の子として育てよ!」
というお告げを信じた母親に娘として育てられた。
平安時代に設定してあるけど、カタカナ言葉が飛び交っている。
狩衣や十二単衣などの装束に隠れて宮廷にあがり、
それぞれ帝や東宮に仕えるのだけどね。
この二人がどうやってチェンジするのか?
まぁ、面白かった。
息つく暇もなく読み切りました。

正直なところ他の二作は響かなかったです。
厚さ3センチ近くあって重たくて、手首が疲れましたがな。

以下は裏表紙の紹介文

十七歳の貴志子は、親子ほどに歳が違う恋人の有実から、彼の娘の晃子(あきらこ)を預かってほしいと頼まれた。
晃子は十五歳。
気が進まなかった貴志子だが…?
表題作「月の輝く夜に』のほか、同じく文庫未収録作品『少女小説家を殺せ!」「クララ白書番外編 お姉さまたち の日々」を収録。
そして文庫・単行本で134万部を記録した不朽の名作『ざ・ちぇんじ!』上下巻を併せた、氷室冴子ファン必読の一冊!