「処方箋のないクリニック 特別診療」仙川環著
以下は裏表紙の紹介文
ありふれた病気の裏に潜む人間関係トラブルを解決する名医青島倫太郎の前に、さらなる難しい患者たちが登場!
左遷された広報ウーマンは強い酒を飲むのが習慣になって……。
「ストロング系女史」
玉の輿を狙う輸入会社勤務女性は過激なダイエットに手を出すが……。
「悩める港区女子」
定年した夫が急に終活の話を切り出した理由とは何か……。
「理想の最期」
蕎麦アレルギーの男の子とその母親に会った青島に甦る海外時代の人生を変えた事件……。
「アメリカ から来た親子」
など、読後感爽やかな全六編。
解説は「神様のカルテ」の夏川草介さん。
前作(一作目)を読んだとき愚痴外来の田口先生(海堂尊著作中の人物)が頭をよぎった。
白衣の下から膝頭が覗くハーフパンツスタイルは1年を通じて変わらないが、その仕立ては上質のもの。
今作でそのスタイルの謎が明かされた。
診察室としている古びた家は総合病院の敷地内にあり、
病院長の弟や他のスタッフから出ていくよう言われているが、
そもそもこの家は祖父が開いた病院であり、大きくなった病院のスタート地点だった。
この問題が解決するまでシリーズは続くよね。
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