オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

夕立ち

2024年09月18日 16時54分44秒 | オカンのつぶやき
昨日は朝から蒸し暑くて


夜になって庭に出ても重苦しい熱気だった


少し前から子の成長を楽しむ親の気持ちで眺めたお月様


少しずつ
少しずつ


丸まってくるのを
楽しんでいたのに


今夜の満月を待っていたのに
あ゙ぁそれなのに
ドラム缶を転がすような雷鳴と稲光
畑に出たオットも戻ってくるほどの無情な雨よ
これで少しは涼風がたつのかな
それにしても悔しい夕立ちなり

おや?
雷鳴が遠ざかって空が明るくなってきた
でも雨は強く降り続いてる


雨は止まないかなぁ
満月は見られないのかなぁ




「カッコーの歌」フランシス・ハーディング著

2024年09月16日 21時02分00秒 | 読書
「カッコーの歌」フランシス・ハーディング著



「あと七日」意識をとりもどしたとき、耳もとで言葉が聞こえた。
わたしはトリス、池に落ちて記憶を失ったらしい。
少しずつ思い出す。
母、父、そして妹ペン。
ペンはわたしをきらっている、 憎んでいる、そしてわたしが偽者だという。
なにかがおかしい。
破りとられた日記帳のページ、異常な食欲、恐ろしい記憶。
そして耳もとでささやく声。
「あと六日」………わたしになにが起きているの?

『嘘の木』の著者が放つ、傑作ファンタジー。
英国幻想文学大賞受賞、カーネギー賞最終候補作。 
表紙裏の紹介文

これはファンタジーで良いのかな。
街が広がり住処にいられなくなった異形たち。
彼らの頭が異形たちの住処を組み込んだ設計図をつくり、
大戦で息子を失った設計士の心の隙に入り込み、
名声と引き換えにその建物を作らせるを契約を交わすが…。
やがて破綻するのよね。
これはお話の後半で分かることなんだけど、
そこに至るまでの話がなんともな。

先月末に読んだケイト・モートン著の「秘密 上下巻」
この巻末に載った紹介文に惹かれて借りてきた本です。
表題のカッコーに込められた秘密が分かって面白かった。



三角ショール

2024年09月14日 08時49分11秒 | オカンのつぶやき
カメラの袋を編んだので中断していたけど、昨日完成しました。
最近はやりのバブーシュカ(だったかな?)


高2、小3、小1の女子三人に編んだのだけど、
参考にしたYouTubeに比べるとオカンの手が合わないのか編地が硬い。
バブーシュカは針を大きくして編みなおし、
これは参考作品通りに三角ショールとして使おう。




↑参考にしたamio channelさんの作品です。

「流浪の月」凪良ゆう著

2024年09月13日 20時47分00秒 | 読書
「流浪の月」凪良ゆう著



あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。
わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。
それでも文、わたしはあなたのそばにいたい──。
再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。
新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
(表紙裏の紹介文)


両親が消えたあと伯母に引き取られた更紗はその家に居たくなくて公園のベンチで本を読みながら遅くまで過ごす日々。
その公園にはいつも青年がベンチで過ごしている。
彼の名は文といい19歳の大学生。
雨が降り出したある日「うちに来る?」と言われ付いていく更紗。
更紗は伸びやかにすごし、彼女の自由さに感化された文は「母親の育児書」の呪縛から少しだけ解放された日々。
それは誘拐事件として報道され、
二ヶ月後に文が小児性愛者として逮捕される。
更紗は伯母の家に戻った夜の行動で養護施設で暮らすことになる。

成人してからの再会。
ネットで暴かれる過去。
被害者と犯罪者という見方で判断される二人。
本当はそうじゃないと言葉を重ねても、それはストックホルム症候群とみなされ、
二人に貼られたレッテルは剥がれない。

事実と真実は違うのに、他人は見たいようにしか見ないもんだ。
一度思い込んだら別の見方をしようとはしないしな。

「彼が本当に悪だったのかどうかは、彼と彼女にしかわからない」
この言葉に尽きる。

思うところがあって、ちょっときつい心持ちの本でした。