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甘粕と里見甫

2007年01月03日 | ノンフィクション
「阿片王 佐野眞一著 新潮社」 満州という国は戦後日本の高度成長のたたき台となった。特急あじあ号の最高速度は新幹線開通当時のこだまと同じだ。水洗便所、セントラルヒーティングなど、戦後日本のモデルがそこにあった。それは満州国での若手官僚、実業家たちが戦後の第一線にたったということを意味し、戦後日本の繁栄は満州と地続きだったともいえる。その満州と関東軍を金で支えたのが阿片王と呼ばれた里見甫という人物だ . . . 本文を読む
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