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キャロライン・ウェルズ 降霊術の部屋 5

2021年12月20日 | Cウェルズ
降霊術の部屋 (The Room With the Tassels)

ルドルフ・ブレイ 幽霊懐疑派
イヴ・カーンフォース 幽霊信奉派
ウィン・ランドン 裕福な弁護士、幽霊懐疑派
ミリー・ランドン ウィンの妻、楽しければ何でも良し
ブルース・ギフォード ルドルフ・ブレイの叔父 幽霊否定派
ヴァーニー・リード 16歳で学校を卒業したばかり、幽霊は遊び派 ブルースの姪
ハードウィック教授 幽霊懐疑派
ノーマ・キャメロン ランドン夫人の若い友人 慈善事業家、幽霊肯定派
ジョン・トレイシー ブレイの友人、牧師
イライジャ・ステッビンズ 幽霊屋敷の持主
老ジェド・ソープ、屋敷の執事

第五章 イヴの冒険
一行はステッビンズの話を聞き、部屋に誰が泊まるかを相談する。

※ブルース・ギフォード氏は部屋に泊まり、幽霊を見たと主張し、
幽霊否定派なのに、みなから「最初の主張と違う」と責められている。
ここは描写がなく、会話の中で示されている。

ハードウィック教授が名乗り出て、泊まると言い出す。
しかも、使用人、他のメンバーの部屋に鍵をかけ、
屋敷の窓も扉も鍵やかんぬきをかける、という計画をたてる。
そこへ、イヴ・カーンフォースが割ってはいり、
教授より先に泊まらせてほしいとワガママを言い、
教授も折れて、彼女に泊まることを許可する。
「房飾りのある部屋」に泊まったイヴは、明け方四時に幽霊と遭遇する。
翌朝、みなに説明するが、批判と同調に終始する。
ノーマと散歩に出たブライは、ノーマが部屋に泊まると言い出し
なんとか止めるように説得するが、ノーマは
「イヴには霊感がある、なぜ分かるのか、私にも霊感もあるから」

ここで終わり。

いちおいう幽霊と遭遇したイヴの証言に嘘はない、となっています。
ただ、初めのほうにあったランドン夫人の「イヴは言ったことを後から手のひら返しをする」
はちょっと気になる描写です。

この時点でネタバレを想定すると、
ブロンズ製の太い柱と扉が怪しく、柱の中に抜け穴があるのでは?
勘違いでした。柱は外と大広間に共通でした。
部屋の出入口は、扉と開かない窓しかない、ようです。
それと、一行到着時にちらりと顔を見せた料理女が出てきていません。
彼女は「音もなく歩く」と書かれ、背の高い痩せた女となっているので、
幽霊に扮装するにはぴったりだと思います。
さて、この先はどうなるのか。
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