皆さん今晩は。
今日夕方、宮城県沖にて大きな地震がありました。
地震を受け、近所を一回りしてきましたが、こちらは特に被害も無いようで何よりでした。仙台の友人も無事とのことで本当に良かった。
幸いな事に津波の被害は軽微だった様ですし、ここ南房総地域にも津波警報、注意報は出ませんでしたが、今朝も地震がありましたし沿岸部の皆さんは今後も引き続き注意して頂きたいと思います。
さて、今週月曜に始まった勝浦市議会12月定例会も、一般質問・議案質疑を終え、各事件の委員会付託が行われました。今議会もいよいよ折り返し地点です。
今回私は、「図書館改革」「いじめ問題」の2点について一般質問を行いました。
今議会では、執行部からそれぞれ前向きな答弁を引き出せたと思います。
まず図書館改革について。
公共図書館は、その街の文化レベルを現す鏡です。
公共図書館がどれだけの機能と蔵書を備えているか、どのようなサービスを提供しているか、どれだけ地域の皆さんに愛されているか。
それらを見れば、自ずとその街の文化振興に対する取組みの真剣さがわかろうというものです。
しかし現状では、勝浦市立図書館の体制は不十分であると言わざるを得ませんでした。
例えば開館時間の短さ。近隣自治体の平均的な閉館時間は午後5時。それに対して勝浦市立図書館の閉館時間は4時半です。
また、インターネット蔵書検索システムにも対応しておらず、利便性の低さが問題となっていました。
そこで、私はこれまで勝浦市立図書館の開館時間の延長と、インターネット蔵書検索システムの導入を提案して来ましたが、
今回の一般質問において、開館時間を午後5時まで延長、またインターネット蔵書検索についても来年度の実現に向け前向きに検討する、とのお答えを頂く事が出来ました。
勝浦市の文化振興と図書館サービスの向上に向け、先ずは第一歩前進という所です。
図書館の開館時間の延長とインターネット蔵書検索システムの導入は、私の立候補時の公約でもあります。
まずは有権者の皆さんとの約束を、一つ果たすことが出来ました。
総務省が行った、「都市から地方への移住交流の促進に関する調査」によれば、都市部からの移住希望者は移住の条件として文化ホール等の文化施設や図書館などが充実している事をあげる方が多いとのこと。
図書館サービスの充実は、今後の勝浦市の移住定住促進の観点からも必須であると考えます。
今後も、より充実した図書館行政の実現に向け調査・研究して行く所存です。
今後の課題は、司書資格を持った職員の図書館への配属や専任館長の任命など、図書館サービスの充実・拡充に合わせた職員の適性配置であると思います。
次にいじめ問題について。
今年7月に発覚した滋賀県大津市のいじめ自殺事件をはじめ、現在、日本全国各地のいじめ問題が大きく報道されています。
しかし、報道されるものは氷山の一角でしかなく、ここ勝浦市においても、多数のいじめ事件が起こっていることは疑いようがありません。
いじめを許す事は出来ません。
いじめの態様は過去に比べて陰湿化、複雑化、激化しており、勝浦市がこの問題に対してどのように対応して行くかによって、勝浦市の子どもたちの未来に大きな影響があるといえます。
現状のシステムでは、いじめの発見をするのは担任の先生であり、いじめの存在について責任を負うのも担任の先生です。
これでは、いじめを発見するほど責任が問われてしまうので、どうしても隠そうとしたり、認めたくない動機が残らざるをえません。その結果、対策は講じられず、いじめが重大事件に発展してしまうことが起こり得ます。
あとから「いじめとは思わなかった」などと反省しても遅いのです。こうした事を防ぐ為には、教育行政を担う市教育委員会が率先していじめ問題の把握に努め、解決に向けリーダーシップを発揮して行く事が重要です。
まずは、市内におけるいじめの実態をしっかりと把握し、それらを一つ一つ丁寧に解決して行く事が大切なのです。
そこで、今回の一般質問では以下の3つの提案を行いました。
①いじめの実態を把握する為、現在教育委員会が行っている年5回のいじめ実態調査の回数を増加する必要がある事。
②犯罪行為に相当する悪質ないじめについて、出席停止などの厳格な措置(ゼロトレランス教育)を導入する必要がある事。
③いじめを未然に防止する為の道徳教育の充実・優れた教材の導入
その結果、
まず①については、「年5回」であった調査回数を「毎月」に増やし、いじめの早期発見に取り組む事、
次に②については、性行不良を繰り返して行う(「繰り返す」の定義について多少意見の相違はありましたが)生徒については厳格な措置も辞さない事、
また③については、道徳教育の充実に向け検討して頂ける事、
それぞれ、いずれも積極的な答弁を頂く事が出来ました。
色々難しい問題もありますが、いじめの早期発見、実態把握、そして解決に向け、少しずつでも前進して行けたらと思います。
下記に私が行った今回の一般質問の原稿を掲載しておきます。
他の質問も行っておりますので、興味のある方はご参照下さい。
平成24年12月一般質問原稿(PDF)
http://firestorage.jp/download/d703e6cabcfd0ac77004cf01706f5d2469cd033c
来週は委員会における付託事件審査が行われます。
私が所属する教育民生常任委員会では、生活保護に関する陳情の審査など重要な審議が行われる予定ですので、しっかり準備して行きたいと思います!
追伸:
これまでに撮った写真をそこはかとなく公開して行きます。
勝浦市内某所で撮った、ダムの遺構です。
勝浦市内には、このような秘境がまだまだたくさんあります。左上に写っている人影は、幽霊ではなく友人なのでご安心を。平成24年5月撮影。
今日夕方、宮城県沖にて大きな地震がありました。
地震を受け、近所を一回りしてきましたが、こちらは特に被害も無いようで何よりでした。仙台の友人も無事とのことで本当に良かった。
幸いな事に津波の被害は軽微だった様ですし、ここ南房総地域にも津波警報、注意報は出ませんでしたが、今朝も地震がありましたし沿岸部の皆さんは今後も引き続き注意して頂きたいと思います。
さて、今週月曜に始まった勝浦市議会12月定例会も、一般質問・議案質疑を終え、各事件の委員会付託が行われました。今議会もいよいよ折り返し地点です。
今回私は、「図書館改革」「いじめ問題」の2点について一般質問を行いました。
今議会では、執行部からそれぞれ前向きな答弁を引き出せたと思います。
まず図書館改革について。
公共図書館は、その街の文化レベルを現す鏡です。
公共図書館がどれだけの機能と蔵書を備えているか、どのようなサービスを提供しているか、どれだけ地域の皆さんに愛されているか。
それらを見れば、自ずとその街の文化振興に対する取組みの真剣さがわかろうというものです。
しかし現状では、勝浦市立図書館の体制は不十分であると言わざるを得ませんでした。
例えば開館時間の短さ。近隣自治体の平均的な閉館時間は午後5時。それに対して勝浦市立図書館の閉館時間は4時半です。
また、インターネット蔵書検索システムにも対応しておらず、利便性の低さが問題となっていました。
そこで、私はこれまで勝浦市立図書館の開館時間の延長と、インターネット蔵書検索システムの導入を提案して来ましたが、
今回の一般質問において、開館時間を午後5時まで延長、またインターネット蔵書検索についても来年度の実現に向け前向きに検討する、とのお答えを頂く事が出来ました。
勝浦市の文化振興と図書館サービスの向上に向け、先ずは第一歩前進という所です。
図書館の開館時間の延長とインターネット蔵書検索システムの導入は、私の立候補時の公約でもあります。
まずは有権者の皆さんとの約束を、一つ果たすことが出来ました。
総務省が行った、「都市から地方への移住交流の促進に関する調査」によれば、都市部からの移住希望者は移住の条件として文化ホール等の文化施設や図書館などが充実している事をあげる方が多いとのこと。
図書館サービスの充実は、今後の勝浦市の移住定住促進の観点からも必須であると考えます。
今後も、より充実した図書館行政の実現に向け調査・研究して行く所存です。
今後の課題は、司書資格を持った職員の図書館への配属や専任館長の任命など、図書館サービスの充実・拡充に合わせた職員の適性配置であると思います。
次にいじめ問題について。
今年7月に発覚した滋賀県大津市のいじめ自殺事件をはじめ、現在、日本全国各地のいじめ問題が大きく報道されています。
しかし、報道されるものは氷山の一角でしかなく、ここ勝浦市においても、多数のいじめ事件が起こっていることは疑いようがありません。
いじめを許す事は出来ません。
いじめの態様は過去に比べて陰湿化、複雑化、激化しており、勝浦市がこの問題に対してどのように対応して行くかによって、勝浦市の子どもたちの未来に大きな影響があるといえます。
現状のシステムでは、いじめの発見をするのは担任の先生であり、いじめの存在について責任を負うのも担任の先生です。
これでは、いじめを発見するほど責任が問われてしまうので、どうしても隠そうとしたり、認めたくない動機が残らざるをえません。その結果、対策は講じられず、いじめが重大事件に発展してしまうことが起こり得ます。
あとから「いじめとは思わなかった」などと反省しても遅いのです。こうした事を防ぐ為には、教育行政を担う市教育委員会が率先していじめ問題の把握に努め、解決に向けリーダーシップを発揮して行く事が重要です。
まずは、市内におけるいじめの実態をしっかりと把握し、それらを一つ一つ丁寧に解決して行く事が大切なのです。
そこで、今回の一般質問では以下の3つの提案を行いました。
①いじめの実態を把握する為、現在教育委員会が行っている年5回のいじめ実態調査の回数を増加する必要がある事。
②犯罪行為に相当する悪質ないじめについて、出席停止などの厳格な措置(ゼロトレランス教育)を導入する必要がある事。
③いじめを未然に防止する為の道徳教育の充実・優れた教材の導入
その結果、
まず①については、「年5回」であった調査回数を「毎月」に増やし、いじめの早期発見に取り組む事、
次に②については、性行不良を繰り返して行う(「繰り返す」の定義について多少意見の相違はありましたが)生徒については厳格な措置も辞さない事、
また③については、道徳教育の充実に向け検討して頂ける事、
それぞれ、いずれも積極的な答弁を頂く事が出来ました。
色々難しい問題もありますが、いじめの早期発見、実態把握、そして解決に向け、少しずつでも前進して行けたらと思います。
下記に私が行った今回の一般質問の原稿を掲載しておきます。
他の質問も行っておりますので、興味のある方はご参照下さい。
平成24年12月一般質問原稿(PDF)
http://firestorage.jp/download/d703e6cabcfd0ac77004cf01706f5d2469cd033c
来週は委員会における付託事件審査が行われます。
私が所属する教育民生常任委員会では、生活保護に関する陳情の審査など重要な審議が行われる予定ですので、しっかり準備して行きたいと思います!
追伸:
これまでに撮った写真をそこはかとなく公開して行きます。
勝浦市内某所で撮った、ダムの遺構です。
勝浦市内には、このような秘境がまだまだたくさんあります。左上に写っている人影は、幽霊ではなく友人なのでご安心を。平成24年5月撮影。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます