白石一郎『戦国武将伝』
直木賞受賞者の白石一郎は、昭和期に歴史小説家として活躍した人です。同時代の広い視野を持った歴史小説家と言えば、司馬遼太郎が有名ですが、白石一郎の視点は又異なるようです。司馬遼太郎が...
吉屋信子『自伝的女流文壇史』
吉屋信子と言っても今の若い方殆どがご存知ないでしょう。嫋やかな乙女の想いを美しく描く、...
篠田鉱造『明治百話』
実は拾い物(処分寸前だったモノ)のこの本は、江戸から明治という激変期に生きた新聞記者が綴ったノンフィクションであります。同じことを言いますが、全て実話、それも遠い明治時代に生きる人...
手塚治虫『バンパイヤ』
昭和41(1966)年夏、当時大学二年の私が、グイグイ惹かれてたちょっと危険な手塚漫画、それが『バンパイヤ』です。当時人気の少年雑誌、『少年サンデー』に連載されてました。昔、人里離...
池波正太郎『小説の散歩みち』に出てきた『小川未明童話集』
このエッセイ集は、落ち着いた晩年の池波正太郎氏の読者へのプレゼントみたいに感じました。...
京の路地裏
京都東寺のBookoffで購入した本に『京の路地裏案内』があります。2010年刷で発行所が中京区にあり、京都生まれの本です。昔のような路地裏が数多く見られます。私みたいな路地裏大好...
小川未明「野ばら』
京都、東寺近くのBookoff で買った本に『小川未明童話集』があります。新潮文庫の初版はなんと昭和26年。昔、今更小川未明でも無い、と処分してしまったのです。図書館に行けばありま...
夏目漱石『永日小品』
婆さんの独身の言い訳みたいなblogは、ウンザリですよね。愚痴っても、タイムスリップは絶対無理なんですから!振り返りません。も、後はないのだ。さて、人間は感情を持つ動物で、男女のい...
向田邦子『思い出トランプ』より『花の名前』
男性の松本清張が描いた女性像と女性作家の筆になる女性像はかなり違うと感じます。ましてや...
心も凍る『入江の記憶』(松本清張昨品より)
黄砂の飛来する空の下、歳のせいか、やたらと綺麗な色の故郷の春(昔)の山や川を思い出します...