2月19日、東京国立博物館所蔵の浅井忠(1856-1907)の作品に、特集陳列「高野コレクション-浅井忠の油彩画」と「大いなる遺産 美の伝統展」(2/26まで)で出会った。
重文「春畝」(明治美術会の第1回(1899)出品)(解説から)前景には早春の麦畑が開け,農家の家族が農作業に励む。土の香りの漂うのどかな農村風景を素直にとらえた浅井の初期の作品。浅井忠は明治期の代表的洋画家で,イタリアの画家フォンタネージに師事するが,本図は師の作風をよく継承している。人物は写真からの引用 茶をベースとしてしたなかに、緑の表現はいかにも日本の早春の息吹を感じさせる色合い。
「読書」(1901)(高野時次氏寄贈)フランス滞在の帰国の年に描かれた作品。洗練されたセンスを伺える。
「グレーの秋」(1901)(第2回関西美術展)(大いなる遺産 美の伝統展)(2/26まで)
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