Melancholy - Genius and Madness in Art
MELANCHOLIE
Genie und Wahnsinn in der Kunst
Neue Nationalgalerie, Berlin
17 Feb 2007 - 7 May 2006
http://www.melancholieinberlin.org/
フランス、パリで先に開催されていた表記の展覧会がベルリンで開催されていました。
2000年にわたって、メランコリーは、西洋の芸術の知的源泉として認識されてきた。それを300点以上の作品を並べて振り返ろうという展覧会です。
Origin Of Melancholyからはじまり、
Between Heaven and Hellということで中世のイメージとして、
Geertgen Tot Sint Jans, John the Baptist, ca. 1480 – 1485 ヨハネが座り込んで考える人のポーズをしています。遠方の緑の色とヨハネが可愛い顔をして悩んでいるので、眉間にしわを寄せて悩むというよりは「困ったなあ」といった感じでに見えます。
Vittore Carapaccio, The preparation for the entombment of Christ, 1505 ベリーニと見まごうような荒野の風景です。
ERNST, The Fireside Angel, なぜかここに現代作品があり、ねじれた雑巾のような人体が宙に浮かんでいます。
ボッティチェリ, ダンテの神曲を題材にした作品もありました。
Oerrheinsch, St. Anthony tormented by devils, ca.1520, 西洋版地獄草子です。妖怪の類がSt. Anthonyに襲い掛かる図です。
そして、The Picture of Melacholyということでデューラの版画
Durer, Adam and Eve, 1511
Durer, Night, Death and the devil, 1513
Jerome in the Studym, 1514
Melacolie I, 1514, 幾何学や数学や彗星は天文学で、考えすぎて悩んでいる姿という解釈だそうです。
The Children of Saturn
Lucas Cranach d.A, Die Melancholie, 1532、Cranachの作品の女性は、神秘的な魔女のような表情をしていてとても印象的です。この作品も靴とか判別するとやはり魔女のようです。
Melancholy Contemplating the end, Baroque Transcienceではバロック以降、考え込む表情の絵画が並びます。その系譜として
Picasso, SKULL, Sea Urchin and Lamp on the table, 1946, ピカソ美術館。友達を戦争で失ったピカソの気持ちを表した作品
セザンヌ, Still Life with Skull and Candle Lamp
の2点なども示されており、骸骨と消えそうなランプというのは人生のはかなさのアレゴリーだそうです。
The Sound of Melancholy, Music as Remedyというコーナーもありました。
そして
ワトー, Open air party, 1720もこれもメランコリーの部類に入ると。まあ、ちょっと暗いところがワトーにはあります。
The Longing, The Romantic Landscape as Mirror of the Melancholyということで
Caspar David Friedrich, Abbey in an oak forest, 1809-1810、枯れ木の墓場の風景です。
Caspar David Friedrich, Monk by the sea, 1808-1810 暗い海辺に女性が一人たたずんでいます。
等6点のCaspar David Friedrichフリードリッヒの作品が並びます。ドイツロマン派の巨匠の作品が6点もみれてよかったです。
ベックリン
Arnold Boecklin, Selfportrait with the death playing the riddle, 1872
Arnold Boecklin, Villa the sea, 1877
Arnold Boecklin, the island of death, いいですね。でもこの絵画もさきほどのフリードリッヒの後継者ともおもえます。N.Y.のMETに引き続き2点目です。
そしてムンク、N.Y.に引き続きみれました、
Munch, Evening Laura, Sister of the artist, 1858
Munch, Panel from Renhardt- Frinze, 1906-1907,これはテンペラの連作です。このパネルにはMelacholieと題する一枚があります。
Munch, Melacolie III, 1902,版画
The Melancholy of ModernismとしてEdward Hopperが2点も並びます。
Edward Hopper, New York Movie, 1939, MoMA
Edward Hopper, A woman in the sun, 1961, Whitney Musuem,
これは、孤独な女性の姿です。
SALVADOR DALÍ, PORTRAIT OF ISABEL STYLER-TAS, 1945
いろいろ悩むことが違うようです。音声ガイド一応借りましたが、英語だとかなり難しい用語ばかりでさっぱり判りませんでした。
人気だそうで、金曜日なのに2000まで開館(ベルリンは木曜日に2200までも美術館は開館している)を延長したので、滑り込めました。
MELANCHOLIE
Genie und Wahnsinn in der Kunst
Neue Nationalgalerie, Berlin
17 Feb 2007 - 7 May 2006
http://www.melancholieinberlin.org/
フランス、パリで先に開催されていた表記の展覧会がベルリンで開催されていました。
2000年にわたって、メランコリーは、西洋の芸術の知的源泉として認識されてきた。それを300点以上の作品を並べて振り返ろうという展覧会です。
Origin Of Melancholyからはじまり、
Between Heaven and Hellということで中世のイメージとして、
そして、The Picture of Melacholyということでデューラの版画
The Children of Saturn
Melancholy Contemplating the end, Baroque Transcienceではバロック以降、考え込む表情の絵画が並びます。その系譜として
の2点なども示されており、骸骨と消えそうなランプというのは人生のはかなさのアレゴリーだそうです。
The Sound of Melancholy, Music as Remedyというコーナーもありました。
そして
The Longing, The Romantic Landscape as Mirror of the Melancholyということで
等6点のCaspar David Friedrichフリードリッヒの作品が並びます。ドイツロマン派の巨匠の作品が6点もみれてよかったです。
ベックリン
そしてムンク、N.Y.に引き続きみれました、
The Melancholy of ModernismとしてEdward Hopperが2点も並びます。
これは、孤独な女性の姿です。
いろいろ悩むことが違うようです。音声ガイド一応借りましたが、英語だとかなり難しい用語ばかりでさっぱり判りませんでした。
人気だそうで、金曜日なのに2000まで開館(ベルリンは木曜日に2200までも美術館は開館している)を延長したので、滑り込めました。