徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

常設展 京都国立博物館       

2006-08-17 | 美術
「美のかけはし」で、かなり疲れてしまったので、常設展は、ざっとみたのみ。

1階では、小特集 近代京焼の革新者・清水六和が開催中。実は連休も展示されていたが。
2階では、
  • 乗興舟 伊藤若冲;夏の定番なのでしょうか?1週間に2本も拝見することになりましたが、でも展示されていました。タイトルの「乗興舟」から5メートル以上は展示されていたのでは。大倉集古館所蔵のものよりも黒が濃い気がしました。文化遺産オンラインに画像がありました。「伊藤若冲が相国寺の大典和尚と淀川下りをした折りの感興を絵画化したもの。ふつうの版画とは異なり、拓本をとるようにして作ったもので、当時としては知的でハイカラな感じがした。こうした拓版画を、若冲は冊子本の「玄圃瑶華」「素絢帖」などでも試している。」とのこと。

  • 重文 波濤図 長谷川等伯筆。(禅林寺)寺伝では、狩野元信とされているが特徴ある皴法により長谷川等伯の作とされる。金雲墨画にしか見えないが、群青色も残っており、制作当初は華やかだったと推定されてる。とのこと。すこし傷みがひどく残念の一言。
  • 市川米庵像および画稿 渡辺崋山筆;市川米庵は、東博の特集「唐様の書」で知った。5千人もの弟子がいた大家。渡辺崋山と親交があったとは。

    仏画のフロアは、閻魔天像のオンパレード。小さな顔のついた棒を持っているのが閻魔天のトレードマークのようです。怖いですね。でも顔は優しげなのは、この優しげな閻魔天の顔にだまされてないようにという教訓のためでしょうか?

    (11日)

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