徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

狩野派誕生 ―栃木県立博物館コレクション―(後期)

2007-05-14 | 絵画
狩野派誕生 ―栃木県立博物館コレクション―(後期)
2007年5月1日から6月2日
大倉集古館

前期に楽しめたので、すこし入れ替わるので後期も拝見してきた。

  • 伝狩野雅楽助 廿四孝図屏風 六曲二双;上下に場面をわけ、二十四の故事を描いている。元代の「二十四章孝行録」に基づいている。初期狩野派の作風とのこと。二十四孝については、こちら(英語)WIKIPEDIA

  • 官南 高士観瀑図
  • 官南 神農図;あくの強い神農;歴代名医図替曰と説明があった。WIKIPEDIAによれば、「神農(しんのう)は中国神話に登場する王。三皇五帝という時代の三皇の一人。人間の身体に牛の頭を持っていたとされる。また炎を司る神。鋤を使って農耕することを人間に教えたことから神農と呼ばれ、火徳(五行思想による5つの天性のひとつ)をもって王となったことから炎帝と呼ばれるという。腹が透けており、地面に生えている全ての植物について、毒があるかないか、どんな味がするかを、実際に自分で舐めてみて調べたといわれており、このために薬の最初の発見者(薬祖)・医学の祖ともいわれている。」とのこと。
  • 官南 渡唐天神図

  • 伝狩野山楽 野馬図屏風;左隻は馬は止まっていました。前回見た右隻は動いていたのですが。

  • 狩野尚信 龍虎図屏風;龍と虎が落ち着いて止まったように、しかし優雅に描かれている。
  • 高田敬輔 龍虎図屏風;曽我蕭白の師だそうです。気迫にみちたダイナミックな画面
    この2つの屏風が並んでいるのですからたまりません。

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